優れたコストパフォーマンス
VMware Virtual SAN 6.2は、容量効率性の高いデータの保存と保護、安定したサービス品質を通じて、オールフラッシュにおいても優れたコストパフォーマンスを実現します。
VMware Virtual SAN 6.2の新機能(1):
重複排除とデータ圧縮をペアで実行
VMware Virtual SAN 6.2は、オールフラッシュの容量効率性を最大限に高め、優れたコストパフォーマンスを実現します。
具体的にはディスクグループレベルで「インラインによる重複排除」と「データ圧縮による格納」を2段構えで実行することで、データ容量を大幅に削減します。
- クラスタ単位での有効化/無効化の切り替えが可能
- キャッシュからデータストアへのステージング時に重複したデータを除去
(4KBの固定ブロック毎に重複データをチェック) - 重複排除されたデータをさらに圧縮
VMware Virtual SAN 6.2の新機能(2):
イレイジャーコーディングによるデータ保護
仮想ディスク単位でRAID-5およびRAID-6をサポート。復元に必要なパリティ情報をクラスタ内のノードに分散するイレイジャーコーディングにより、従来のRAID-1と比較して容量効率よくデータ保護を実現することができます。
なお、仮想ディスクごとに異なるRAIDレベルを適用することも可能です。
RAID-6 = 2ノード分の障害を許容
- 4+2(構成要件は最低6ノード)
- RAID-1 構成との比較で約50%の容量節約が可能(20GBのデータ容量が必要な場合、従来は60GBを必要としたが、RAID-6なら30 GBですむ)
VMware Virtual SAN 6.2の新機能(3):
Quality of Service (QoS) によるI/O 流量制限
多様なワークロードのトランザクションが混在する仮想環境では、特定VMから発生する大量のI/O処理が他のサービスのレスポンス低下やレイテンシ増大などの悪影響を及ぼす、いわゆるノイジーネイバー(うるさい隣人)問題を引き起こすことがあります。
VMware Virtual SAN 6.2 は、VMや仮想ディスク単位でI/Oの流入量を監視・制御・制限することが可能。これにより特定VMがストレージ IOPS を独占することを防ぎ、一定以上のQuality of Service(QoS)を保つことができます。
- 仮想マシンや仮想ディスク単位でのIOPSに対する完全な可視性を提供
- ワンクリックでIOPSの上限値を構成可能
- ノイジーネイバー問題を排除
- 仮想マシン単位でのSLA制御を実現可能