近年、もっとも頻繁に発生し、甚大な被害をもたらしているサイバー攻撃の1つがランサムウェアです。通常、ランサムウェア攻撃は特定の業種ではなく、世界中のあらゆる企業が広く標的となります。ランサムウェア攻撃を受けると、組織のシステムやデータが暗号化され、さらにバックアップも削除または暗号化されてしまうため、従来のリカバリ戦略が役に立ちません。どの組織も、ランサムウェアやその他のサイバー攻撃に対する防御を早急に強化する必要があります。
このホワイトペーパーでは、米国国立標準技術研究所(NIST)のサイバーセキュリティフレームワークで定められている「Protect(防御)」機能、「Detect(検知)」機能、「Respond(対応)」機能に関するガイドラインを紹介し、それらを取り入れた VMware のソリューションを紹介しています。
目次
- はじめに
- ランサムウェアとは
- ランサムウェアの配布シナリオ
- ランサムウェアに関するNISTのガイドライン
- VMware のランサムウェア対策ソリューション
- エンドユーザーコンピューティング向けソリューション
- プライベートクラウド向けソリューション
- マルチクラウド向けソリューション
- モダンアプリケーション
- まとめ
- 執筆者
- 引用