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VMware vSphereのライセンス

2023/09/26

VMware vSphere は仮想化基盤のソフトウェアです。2022年にリリースされたVMware vSphere 8では新たな機能の追加に加え、サブスクリプション型のライセンスも発表しました。本ページでは最新のVMware vSphere 8のライセンスを解説します。


目次


VMware vSphere

VMware vSphereは1台の物理サーバ上で複数の仮想マシンを作成・運用するハイパーバイザーの「VMware ESXi」をコアとして、複数のホスト(物理サーバ)をまたいで仮想マシンを無停止で移動させるvMotionや仮想マシンを冗長化するHA、レプリケーションなどの機能を持った仮想化基盤のソフトウェアです。

社内に乱立していた物理サーバを仮想化して集約することで、ハードウェアの導入コストを削減するとともに、データセンターの設置コストや電気代、保守費用などのランニングコストを節約することが可能となります。

ライセンス体系

VMware vSphereのライセンスには、1ライセンス単位で提供する「エディション」と仮想化環境の構築に必要なツール一式を揃えたスイート製品の「キット」の2つに大きく分かれます。

エディション

VMware vSphere エディションライセンスは、1ライセンス単位で購入いただけます。「Standard」と「Enterprise Plus」の2つのエディションがあります。

「Standard」はサーバ仮想化を行うための基本的な機能を兼ね備えたライセンスです。仮想マシンを無停止で移動させるvMotionや複数ホスト(物理サーバ)間で仮想マシンを冗長化するHAなどの機能を利用できます。アプリケーションの展開にかかる時間を短縮し、ハードウェアのコスト削減を実現します。

上位の「Enterprise Plus」はVMware vSphereのすべての機能を利用できます。ホストマシンあたりの統合率を高めたり、仮想マシンのパフォーマンスを向上したり、管理性を高めることができます。

VMware vSphereエディションは、「サブスクリプション(期間型)」と「無期限(Perpetual)」の2つのライセンスモデルから購入方法を選択いただけます。

サブスクリプションライセンス

サブスクリプションライセンスはCore単位での提供となり、1CPUあたり最小16Coreからの購入となります。「VMware vCenter Standard」 のライセンスとサポートおよびサブスクリプション(SnS)が付属しています。契約期間は、12ヶ月(1年)、36ヶ月(3年)、60ヶ月(5年)から選択いただけます。お客様の環境に応じて選択できるようにクラウド接続型とクラウド非接続型の2つのライセンスを用意しています。

クラウド接続型のライセンス管理はインターネット上のCloud Console と通信してライセンス認証を行うため、オンプレ環境にvCenter Cloud Gateway のデプロイとインターネット接続が必須となります。クラウド非接続型のライセンス管理は、従来通りでライセンスキーを利用します。(Customer Connectにてライセンスキーを発行・管理)

無期限ライセンス

無期限ライセンスは、従来通りでCPU単位での提供となります。1CPUあたり32Coreまでカバーします。CPUのCore数が32を超える場合はCPUライセンスを追加で購入する必要があります。また、無期限ライセンスを購入の場合は、サポートおよびサブスクリプション(SnS)契約を別途購入する必要があります。ランセンスの管理は従来通りでライセンスキーを利用します。(Customer Connect にてライセンスキーを発行・管理)

VMware vSphere+

「VMware vSphere+」はクラウド接続型のサブスクリプションライセンスです。従来のVMware vSphere の機能に加え、ハイパースケーラーやVMwareパートナーのクラウド上で展開しているVMware Cloudで培ったクラウドのメリットをオンプレミスの仮想化環境にご提供します。具体的には、新しいユーザーポータル「VMware Cloud Console」よりさまざまな便利な機能を提供します。

オンプレミスで運用しているホストやソフトウェアはそのままに、オンプレミスのワークロードをクラウドから一元的に管理・運用することで管理の一元化や生産性の向上、イノベーションの促進を実現することができます。

利用条件

VMware vSphere+を利用するには、各サイトに設置したvCenter Cloud Gatewayを介してオンプレミスのvSphere環境とVMware Cloud Consoleをインターネット接続する必要があります。

接続要件の詳細は以下のサイトを参照してください。

VMware vSphere + は以下の記事でも詳しくご紹介しています。

キット

キットは、「Essentials kit」と「Acceleration kit」の2つがあります。

「Essentials kit」は、中小規模または初めて仮想化環境を導入する企業を主な対象としたもので、2CPUソケット以下の物理サーバ3台(計6 CPU)分の「VMware vSphere」のライセンスおよび管理製品の「VMware vCenter for Essentials」(管理対象ホスト3台まで)がセットになっています。また、上位ライセンスの「Essentials Plus Kit」も提供しており、こちらは、仮想マシンを無停止で移動させるvMotionや複数ホスト(物理サーバ)間で仮想マシンを冗長化するHAなどの機能も利用できます。

「Acceleration kit」は、仮想化環境を新しく構築するために必要なコンポーネントがセットになったバンドルライセンスです。「VMware vSphere」のエディションライセンス6 CPU分および管理製品の「VMware vCenter Standard」(管理対象ホスト無制限)が含まれます。

「VMware vSphere Standard Acceleration Kit」は、サーバ仮想化を行うための基本的な機能を兼ね備えた「vSphere Standard」が利用できます。仮想マシンを無停止で移動させるvMotionや複数ホスト(物理サーバ)間で仮想マシンを冗長化するHAなどの機能を利用できます。「VMware vSphere Enterprise Plus Acceleration Kit」は、vSphere の全ての機能が利用できます。

また、「VMware vSphere Standard Acceleration Kit」は、「VMware vSphere Standard」ライセンス 8CPU分および「VMware vCenter Foundation」(管理対象ホスト4台まで)がセットのライセンスも提供しています。

ご利用形態に特化したライセンス

お客様のご利用に応じたさまざまなライセンス形態をご提供しています。ライセンスの一部をご紹介いたします。

VMware HCI キット

VMware HCIキットはVMware vSphereとVMware vSANのライセンスをまとめてご提供するライセンスです。HCIを構築するために必要な機能を兼ね備えており、HCIキットを活用することによりリスクを最小限に抑えながらHCIの導入を実現します。

VMware vSphere Workload Security

VMware vSphere Enterprise Plus ライセンスとワークロードの保護するセキュリティソリューションVMware Carbon Black Cloud Workloadを組みあわせたライセンスです。VMware Carbon Black Cloud Workload は「脆弱性管理」や「次世代アンチウイルス」、「EDR」、「ワークロードの可視化」などを提供するクラウドサービスです。VMware vSphere のセキュリティ強化を検討のお客様におすすめのライセンスです。

VMware vSphere Remote Office Branch Office (ROBO)

vSphere ROBO ライセンスは、リモートオフィスや支社などの小規模環境が各地に点在しているお客様向けです。CPU単位ではなく25VM単位で購入いただくライセンスです。「Standard」「Advanced 」「Enterprise」の3種類があります。

VMware vSphere Desktop

vSphere DesktopはVDI環境向けに提供されるライセンスでvSphere Enterprise Plus の全ての機能を提供します。パワーオン状態のデスクトップ仮想マシンの合計数を基準としてライセンスが付与され、デスクトップ仮想マシン100台単位およびVMware Horizonのバンドルの一部としてご購入いただけます。

※本記事では以下の情報をもとにVMware vSphereのライセンスをご紹介しています。併せてご覧ください。


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