仮想デスクトップインフラストラクチャを計画する際に決め手となるのはパフォーマンスです。求められるのは、ネットワーク帯域幅やその他の重要なリソースへの影響を最小限に抑えつつ、安定したユーザエクスペリエンスを提供するVDIプラットフォームです。
我々は、VMware View 5とCitrix XenDesktop 5.5 の単一デスクトップのパフォーマンスを比較しました。まず行ったのは、比較に値するテスト結果を得られるよう、これら2つのプラットフォームのデフォルト設定を調べることです。 その結果、VMware View 5 ではデフォルトで可逆圧縮が設定されており、Citrix XenDesktop 5.5ではデフォルトで非可逆圧縮が設定されていることが分かりました。そこで、いくつかの異なるLogin VSIワークロードを使用したテストを2セット実施しました。1つ目のセットでは両方のプラットフォームに同等の非可逆圧縮レベルを使用し、もう一方のセットでは両方のプラットフォームに可逆圧縮を使用しました。パフォーマンステスト全体を通じて判明したのは、一般的なOfficeアプリケーションを実行する際に消費される帯域幅と、クライアントとサーバの両方で求められるCPUリソースについて、 VMware View 5 が Citrix XenDesktop 5.5 と同等か、より優れていたことです。
唯一の例外は、クライアント側のFlashムービーのレンダリングで、これは Citrix XenDesktop 5.5 のパフォーマンスが VMware View 5 を上回っていました。さまざまなワークロードを試したところ、帯域幅やCPUが少なくて済んだことから、Viewベースの仮想デスクトップは、統合率を一層高め、組織のコスト節約につながるといえます。
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デスクトップ仮想化における VMware View 5 とCitrix XenDesktop 5.5 との比較
2012/06/01
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