データセンター: オンラインファーストとカーボンニュートラルからの挑戦
データセンターは、Society 5.0 そしてポストコロナ社会を実現する「オンライン・ファースト」を実現するために、ハードウェアとソフトウェアの両面で、重要な役割を果たさなければならないことが明確となりました。 コロナ禍の発生が契機となって、持続可能な経済社会システムである SDGs の実現の重要性、さらに、SDGsの最重要課題の一つである地球温暖化対策に対する必要性の認識は、No-Point-of-Returnを踏破したように見えます。 すなわち、地球温暖化対策として、2050年のカーボンニュートラルの実現が地球の最重要課題となりました。 このような状況下において、データセンターは、微妙かつ重要な役割を果たさなければなりません。 データセンターは、社会のエネルギーあたりの生産性(Energy Productibity)の効率化をDXの実現によって貢献します。 DXによる無駄の削減とデジタル技術を基盤にした新しいビジネス構造への進化です。これは、EP-100に象徴される方向性であり、データセンターはその必須インフラとなります。一方、再生可能エネルギーの利用によるカーボンニュートラルを目指す RE-100の実現に向けても、データセンターは模範となる産業です。データセンターは、クラウド化、すなわち仮想化技術の導入によって、その設置場所に関する制約条件が劇的に緩和されることになるとともに、その運用管理に必要なオンプレでの人月料の劇的な削減に成功しました。 その結果、データセンターを再生可能エネルギーの発生源に設置することが可能になりました。 電力送配電網と情報通信網の接続ネットワークの敷設コストの差は極めて大きいです。このように、データセンターは、EP-100とRE-100を自身で実現させる模範生(Best Current Practice)であるとともに、その実現への必須インフラなのです。 本フォーラムが、このようなポストコロナ社会の実現に向けて進化を続けるデータセンターの 2021年のスナップショットを把握し、今後の方向性を展望する機会となることを期待しています。
開催概要
開催日時 | 2021年12月8日(水)~ 12月9日(木)LIVE配信/10:20~16:50 |
形式 | オンラインLIVE配信 *配信ツール:Zoom |
主催 |
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参加対象 |
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参加方法 | 招待制(事前登録抽選制) |
参加料 | 無料(事前登録抽選制) |
プログラム
ヴイエムウェアは、12月9日(木)の14:50‐15:30に配信されるセキュリティイノベーションセッションに登壇します。
セキュリティイノベーションセッション
C2 協賛講演「深刻化するランサムウェア被害、「多層防御」によるセキュリティ対策とは?」
14:50‐15:30
サイバー攻撃が急増し、セキュリティ対策の急務が課題となっている中、最も頻繁に発生し、甚大な被害をもたらしているのがランサムウェアだ。企業はサイバー攻撃被害からの復旧に平均数十万ドルをかけるといわれているが、身代金の支払いがあればさらに費用が増えてしまうため、確実な対策が必要となる。ヴイエムウェアの多層防御によるアプローチは、エンドユーザー、プライベートクラウド、パブリッククラウドの保護に必要なツールセットを提供し、プロセスを簡素化するなど、従来と異なる方法でセキュリティを強化。本セッションでは、データセンターのワークロードにおけるセキュリティのあるべき姿としてヴイエムウェアが提唱するVMware Securityの考え方とそれを実現するための方法を解説する。