課題を解決

サーバ3台から始めるVMware NSX(2/3)

2017/09/20

ネットワーク仮想化による課題解決

 ネットワーク仮想化とは

サーバ仮想化で積み残されたインフラ運用管理の課題を解決する、有効な手段となるのがネットワーク仮想化です。サーバ仮想化がハードウェアとOSの分離を実現したのと同様に、ネットワーク仮想化も物理ネットワーク機器が提供してきたさまざまな機能を分離し、抽象化したサービスとしてサーバ上のハイパーバイザーで実行します。

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VMware NSXの基本的な働き

ヴイエムウェアでは、VMware vSphereとの統合によりネットワーク仮想化を実現する技術としてVMware NSXを用意しています。VMware NSXの最大の特徴は、既存の物理機器に依存することなくルータ、スイッチ、ファイアウォール、ロードバランサといったネットワーク機能のすべてを、サーバ仮想環境に対して提供する点にあります。また、それぞれのネットワーク機能の導入や設定、構成変更などの作業をすべて、仮想マシンと同じ統合管理ツール(VMware vCenter®)から一元的に実施することができます。

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仮想環境のネットワークを劇的にシンプルに

VMware NSXによってサーバ仮想環境におけるネットワーク構成は、劇的にシンプルな形になります。これまで個別に導入していたルータ、ファイアウォール、ロードバランサなどは基本的に不要となり、物理的なネットワーク機器はホストサーバ間をつなぐL2/L3スイッチのみとなります。

VMware NSXの導入を機に、ここで利用するL2/L3スイッチに関しては、民生品クラスではなくエンタープライズクラスの製品を選択することを強く推奨します。これによりネットワークの信頼性、耐久性、セキュリティを大幅に向上するとともに、今後のサーバ仮想環境の拡張にも柔軟に対応することが可能となります。

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