課題を解決

今日から次世代プロアクティブサポートを活用する VMware Skyline の導入手順を解説(1/3)

2020/03/09

VMware Skylineは、トラブルを未然に防ぎ、サポートリクエストの回答時間を短縮するプロアクティブなツールです。わずか数クリックの操作でお客様の生産性を向上し、VMware環境の総合的な信頼性を高めることができます。VMware Skylineの活用メリットと共に導入の大まかな流れを解説します。

“Before-After”で読み解くVMware Skylineの導入メリット

Before:障害発生ありきの対処(リアクティブサポートの限界)

お客様のデータセンターでは、VMware vSphere®、VMware NSX®、VMware vSAN、VMware Horizon®などの様々なVMware製品で構成された仮想環境が稼働しています。

この仮想環境に何らかの障害が発生した場合、お客様はまずSR(サポートリクエスト)を起票し、ヴイエムウェアのTSE(テクニカルサポートエンジニア)から要求されたログバンドルを取得して送付する必要があります。TSEはこのログバンドルを解析することで発生している障害の内容を解析し、お客様に対して解決策を返答します。

このようにVMware Skylineが導入されていない仮想環境では、障害発生ありきでTSEが対処するリアクティブなサポートとなります。

After:障害を未然防止(プロアクティブサポートへの転換)

VMware Skylineが導入された仮想環境では、お客様の環境データを自動収集し、そこに潜在している問題をAIが解析、その結果をレポートにまとめ、VMware Cloud Servicesを介してダッシュボード(Skyline Advisor)上に表示します。

お客様はそこに示された改善策に従って必要なパッチを当てたり、設定を変更したりすることで、障害発生を事前に回避することが可能となります。VMware Skylineを導入することで、こうしたプロアクティブなサポートサイクルを容易に実現していただけます。

なお、Skyline AdvisorはvSphere Clientとよく似たインベントリツリーを備えたクライアントツールです。お客様⾃⾝で自社の仮想環境に潜在しているさまざまな問題や既知のバグを確認し、解決策を実行することができます。

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