課題を解決

VMware Horizon Air機能強化のポイント

2016/12/19

VMware Horizon® Air™は、VDI(デスクトップ仮想化)環境をパブリッククラウドから提供するDaaS(Desktop as a Service)と呼ばれるサービスです。VMware Horizon Airは日々進化を続けており、このたび新たに追加された機能をご紹介します。

VMware Horizon Airとは

VDI環境をパブリッククラウドから提供

クラウドの活用が進展する中、デスクトップについてもクラウドに移行したいというニーズが高まっています。これを実現するのが「DaaS(Desktop as a Service)」というサービスで、パブリッククラウドからVDI(デスクトップ仮想化)環境を提供します。
ヴイエムウェアが提供するDaaSであるVMware Horizon Airは、オンプレミスでVDI環境を構築する場合と比べ、ハードウェアやソフトウェア、設計・SI費用などの初期費用を大幅に低減します。また、IT部門の担当者はOSより上位層のみの運用管理に専念できるようになります。仮想デスクトップの台数は1か月単位で増減することが可能なため、限られたIT予算を無駄なく活用することができます。
また、VMware Horizon Airもヴイエムウェアの他のソリューションやサービスと同様に、継続的な機能強化が進められています。

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※VMware Horizon Airの基本的な内容については、ぜひIT価値創造塾の既存コンテンツをご参照ください。
VMware Horizon Airが提供する業界最先端のDaaS(Desktop as a Service)

VMware Horizon Airに実装された3つの新機能

機能強化ポイント(1)
東京のデータセンターからサービスを提供

VMware Horizon Airの基盤はこれまで北九州のデータセンターで運用されていましたが、2016年12月より東京のデータセンターからサービスを提供する形へと運用体制を刷新しました。これはヴイエムウェアとIBMとの間で結ばれた世界的なクラウド・パートナーシップに基づくものです。
多くのお客様は、よりレイテンシー(遅延)が少ない快適なネットワーク環境でVMware Horizon Airをご利用いただくことができます。

機能強化ポイント(2)
VMware Workspace ONEからのシングルサインオンに対応

ヴイエムウェアでは柔軟な働き方をサポートするデジタルワークスペースとしてVMware VMware Workspace ONE™を提供しています。その核となる機能の1つがセルフサービスアクセスの環境で、オフィスのPCからモバイルデバイスまで、端末を問わない一貫したユーザー環境を提供します。また、それらの端末から社内開発のWebアプリやモバイルアプリはもとより、SaaSアプリ、パブリックのネイティブモバイルアプリ、Windowsアプリにいたるまでシングルサインオン(SSO)での利用を可能とします。
これまでVDIに関してはオンプレミスの基盤のみがサポートされていましたが、VMware Workspace ONEとの連携強化によりVMware Horizon Air上の仮想デスクトップにもシングルサインオンでアクセスすることが可能となりました。
また、VMware Horizon 7で初めて搭載された「Blast Extreme」という画面転送プロトコルをVMware Horizon Airでもサポート。ブラウザベースのアクセスを高速化し、よりリッチなユーザー体験を実現できるようになりました。

※VMware Workspace ONEの基本的な内容については、ぜひIT価値創造塾の既存コンテンツをご参照ください。
柔軟なワークスタイルを実現するVMware Workspace ONE

機能強化ポイント(3)
オンプレミスとクラウドのハイブリッドモードを追加

DaaSの利便性を活用したいけれど、海外拠点のような遠隔地からはレイテンシーが低下して快適に使えない、あるいはセキュリティポリシーの観点から仮想デスクトップをクラウド上に置くことはできないといったハードルに直面する場合があります。
この課題を解決するため、VMware Horizon Airでは新たに「ハイブリッドモード」を実装しました。VDI環境の制御を行うコントロールプレーンをVMware Horizon Air上で運用し、仮想デスクトップやアプリケーション、データベースなどは身近なオンプレミス環境に設置されたハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)上で運用するというものです。これによりDaaSならではの優れた管理性と迅速な展開、オンプレミスならではの仮想デスクトップの快適性といった“いいとこ取り”を実現できます。

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いかがでしょうか。VMware Horizon Airはますます使い勝手のよい、多様な業務に適用可能なDaaSとして進化しています。


本記事について詳しくは、次の資料をダウンロードもご覧ください。

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