最近のセキュリティイベントにより、ソフトウェアサプライチェーンのセキュリティは企業の役員室でも重要視されるようになり、開発者は新たなソフトウェアをより早く市場に投入しなければならないというプレッシャーに常にさらされています。イノベーションを加速させるため、開発者がOSS（オープンソースソフトウェア）コンポーネントを活用することはよくあることです。しかし残念なことに、脅威アクターはオープンソースコミュニティの不文律を尊重せず、OSSソフトウェアコンポーネントや公開リポジトリを積極的にターゲットにしているという事実があります。開発担当部署が、コンテナネットワークのセキュリティを確保するために、積極的な対策を講じる必要があるのは明らかなのです。

アジェンダ：

本書「Container Network Security For Dummies」は、以下のテーマを扱った5つの章で構成されています。

• 第1章 ソフトウェアサプライチェーンにおける攻撃ベクトルの見分け方
• 第2章 Kubernetes Network Policy を活用したソフトウェア開発チェーンの保護方法
• 第3章 アプリケーションのワークロード強化方法
• 第4章 ネットワーク通信の保護方法
• 第5章 コンテナネットワークセキュリティについて詳しく知るための有用なリソース

本書はアプリケーション開発者、セキュリティエンジニア、クラウドアーキテクトの方を対象にアプリケーション開発、コンテナやオーケストレーション、ネットワークの基礎についてある程度の知識をお持ちの方に向けた内容となっています。上記の対象に当てはまる方であれば、本書は最適ですが、当てはまらない方も読み進めてみてください。面白い本ですし、充実した内容を読み終える頃には、コンテナネットワークのセキュリティについてかなりの知識が得られることでしょう。