課題を解決

導入事例から学ぶ VMware NSXのソリューションと活用メリット(3/3)

2017/07/13

さらに高度な仮想ネットワークの運用

Case 6. マルチ/DRサイト構築

【課題】

業務継続性を高めるため、大規模障害や災害など緊急事態を想定したDR(ディザスタリカバリー)体制の構築が不可欠です。システムやデータを守ることはもちろん、従来どおりのITサービスをいかに素早く再開できるかが重要なポイントです。

【解決】

VMware NSXによる仮想ネットワークの環境下でプライマリサイトに障害が発生した場合でも、同一のネットワークサービスを提供することが可能です。バックアップサイトに同じネットワークやセキュリティの設定を提供し、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。
また、アプリケーションが稼働している仮想マシンのデータセンター間をまたいだ柔軟な移動も可能。これはネットワークやセキュリティの設定をソフトウェアで定義できるメリットを生かしたもので、仮想マシンが拠点間を移動しても同じ設定、同じ使い勝手のまま、アプリケーション利用を継続することができます。

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ヴイエムウェアでは、さまざまなお客様におけるVMware NSXの導入・活用の取り組みをより詳しく紹介した事例ブローシャーを作成しています。ぜひご一読ください。

導入事例

  • 味の素株式会社 様
    世界各国に商品を提供する味の素グループでは、各グループ企業がそれぞれの国と地域のニーズに独自に応えられることを重視しています。
    そのためには、本社のガバナンスを強制するのではなく、価格優位性の高いインフラサービスを提供することが重要だと捉えています。
    その基盤を構築するため2007年ごろからVMwareによるサーバー仮想化を図り、高い効果を上げてきました。さらに2015年の更改では、VMware NSXを導入して仮想化をネットワークまで広げ、キャパシティや運用効率のさらなる向上に成功しました。
  • 東急建設株式会社 様
    渋谷ヒカリエをはじめ、セルリアンタワー、QFRONT、渋谷マークシティなど渋谷の街を象徴する数々の建築物の施工で知られる東急建設株式会社。
    2015年度を初年度とする中期経営計画で「積極的なICT活用」をテーマに掲げる同社は、VMware vSphereで構築していた仮想化環境の更新に合わせて、VMware NSXを導入。
    分散ファイアウォールを用いたマイクロセグメンテーションでセキュリティの強化を図るとともに、ネットワークの仮想化によってスイッチの設定変更やネットワーク機器の管理も簡略化され、柔軟かつスピーディな運用を実現しています。
  • 横浜市 様
    未来を見据えた情報化の指針を示す「情報化の基本方針」のもとで、住民情報系システムの集約化を推進する横浜市。
    同市では2016年3月、福祉保健システムをはじめとする住民情報系システムが稼働している情報共有基盤システムの機器を集約するため、VMware vCloud Suiteを用いたプライベートクラウド型仮想化基盤を構し、ハードウェアコストの適正化と保守の効率化を実現。同時にVMware NSXのマイクロセグメンテーションによって住民情報系システム間の通信制御を行うことで、マイナンバー制度に向けて住民情報の保護を支えるセキュリティ対策も実施しました。

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