課題を解決

VMware vRealize Operationsの一歩進んだ活用法(2/3)

2018/08/01

データセンター全体のインフラ管理を一元化

「管理パック」は、VMware vSphere環境の配下にないサードパーティ製品も含めた機器の一元的な運用管理を実現するモジュールです。VMware vRealize Operationsに追加インストールすることで利用可能となります。

サードパーティ製品まで一元管理

「管理パック」は、インフラを構成する多様なVMware vRealize Operations対応製品から情報を収集し、障害兆候の検知、アラート、対処のアドバイス、問題点の解析などの機能を提供します。異機種が混在するヘテロ環境にシームレスに対応。VMware vSphereオブジェクトとサードパーティ製品を区別することなく、VMware vRealize Operationsの1つのダッシュボード上で俯瞰的な管理、解析、監視を行うことができます。

[参考]現在提供されている管理パック一覧は以下のサイトから確認できます。
VMware Marketplace

管理パックを活用した運用改善例(1):
単一画面による問題の把握と切り分けの簡素化

【Before】
VMware vRealize Operationsの標準的なダッシュボードでサーバ仮想環境を管理できますが、ストレージやネットワークなどは対象外です。このためインフラに発生したパフォーマンス/キャパシティ問題に対して、「複数の管理画面を見ないと現状を把握できない」「レイヤーによって管理担当者がばらばらで全体を把握するのが難しい」など、原因の切り分けのために高度な知識と経験を要し、苦労することがあります。
【After】
管理パックを利用すれば、サーバ、ネットワーク、ストレージのパフォーマンス/キャパシティ情報を1つのツールに集約し、総合的に把握することが可能です。

管理パックを活用した運用改善例(2):
煩雑なネットワーク構成管理からの解放

【Before】
紙ベースのネットワーク構成管理は、構成図の作成やメンテナンスに煩雑な手間を強いられます。サーバ管理者が見ている構成図のバージョンが古くて実際の状態が反映されておらず、必要なVMを立ち上げられないといった混乱がたびたび起こります。
【After】
管理パックは、ネットワークを構成する機器からSNMP(Simple Network Management Protocol)で情報を収集し、物理的あるいは論理的な構成をリアルタイムに可視化。煩雑をきわめた紙ベースの構成図を不要とします。また、ネットワークトポロジー上のオブジェクトの健全性をチェックし、問題を指摘します。

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