課題を解決

「働く場所はオフィスだけではない」という新常識に必要なこと(3/3)

2021/07/20

柔軟なリモートアクセス方法を生かした課題解決とユースケース

VMware SASE によるクラウド型のリモートアクセス

VMware SASEでは、セキュリティコンテキストに応じた Zero Trust Network Access で統一的なリモートアクセス、VMware Secure Access機能を提供します。

主な特徴は、以下の3点です。

1)One Fabric, One Policy

VMware SD-WAN と SASE と VMware Secure Access を組み合わせることで既存VPNソリューションへの課題解決と、統一的な管理を提供します。

2)Zero Trust Access

ユーザーID、デバイスタイプ、OS、パッチ適応状況、脱獄・Root奪取の状況、等によるリスクプロファイルをふまえ、継続的な認証認可管理と状況に応じた動的なアクセスを提供します。

3)すべてのワークロードに

データセンター、SaaS、インターネットへのアクセスをユーザー、デバイス、エンタープライズデータに対する保護と共に提供します。

さらに、VMware Secure Accessでは、ユースケースに応じて3種類のアクセス方法を提供します。

1)Workspace ONE Managed Model

Workspace ONE で管理されたデバイスからのZero Trust Network Access。Workspace ONEの機能により端末の遵守ポリシーに応じてアクセスを制御できる。ハイレベルなセキュリティ管理を提供します。

2)Standalone Model

別のMDM製品を利用している、もしくはWorkspace ONEを導入できないデバイス向けに、リモートアクセスに特化したVMware Tunnel の機能によりVPN接続を提供します。

3)Clientless ( Browser ) Model

エージェントを利用しない、ブラウザ経由のリモートアクセスも提供を予定しています。

将来リリース予定

パワーユーザー向けのリモートアクセス

VMware SASE では特に重要な業務を担っているパワーユーザーに対して、リモートアクセスの4つめの選択肢を用意しています。

従業員の自宅にVMware SD-WAN Edgeルーターを配布する、すなわち従業員の自宅をWANの拠点(ホームオフィス)として位置付けることで、より快適かつセキュアなリモートアクセスの制御を行うことが可能となります。

ある金融保険業は、コロナ禍によって新たにリモートワークに移行したサービス担当者の自宅にVMware SD-WAN Edge ルーターを展開することで、オフィスと同等の生産性と業務継続性を確保しています。

例えばVMware SD-WAN 独自の Dynamic Multipath Optimization(マルチパスの動的最適化)テクノロジーを活用することで、ビデオ通話における体験品質(QoE)のスコアを10 点満点中 5.67点から9.85点へと大きく向上しました。さらに音声通話に関しては9.89点という高スコアを記録しています。

まとめ

こうしたVMware SASE ならでは提供可能な多様なリモートアクセス方法を適材適所で活用することで、リモートワークに移行した従業員の柔軟かつ快適な働き方を実現することができます。


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