課題を解決

仮想基盤のコストを最適化
VMware vRealize Operationsを活用したコストの可視化と改善(1/3)

2022/03/30

VMware vRealize Operationsは仮想基盤全体を包括的に監視し、ヘルスチェックやトラブルの事前予測などを行うツールとして知られています。しかしVMware vRealize Operationsを活用する価値はそれだけではありません。仮想基盤に費やしている現状のコストを正確に把握し、改善・最適化につなげていくための具体策を得ることができます。

仮想基盤に費やしているコストを可視化

仮想基盤のコストにまつわる課題

仮想基盤を安定的に運用する上で、各リソースを効率的に活用し、パフォーマンスを維持するために継続的な管理を行う必要がありますが、そこではコストの観点も非常に重要となります。これがしっかりできていないと、「知らないうちに無駄な費用が増大していく」、「将来どれくらいの投資が必要となるのか予測できない」といった問題が発生します。

また仮想基盤のリソースを複数の部門に切り分けて提供している場合、各部門がどんな費用感(価格感)でそれを利用しているのかを把握するためにも、コスト観点からの管理を行っていく必要があります。

VMware vRealize Operationsによるコスト管理

VMware vRealize Operationsを利用すれば、上記の課題を解決する仮想基盤のコスト管理を容易に実現することができます。単純に物理サーバー単位やOS単位のコストを積算するだけでなく、運用に携わっている要員の人件費も織り込むなど、仮想基盤のコストをより実態に近い形で正確に把握することができます。

VMware vRealize OperationsのCost Home Pageというダッシュボードを参照し、仮想基盤に費やしている現状のコストを俯瞰することができます。

画面上部のタブをクリックすることで、オンプレミスの仮想基盤のほか、VMware Cloud on AWSやAzure VMware Solutionなどのクラウド上で運用している仮想基盤についてもコストを把握することが可能です。

コンピュートやストレージ、仮想マシンに費やしているコストの割合のほか、人件費や物理サーバーに費やしているコスト、さらにデータセンターごとのコストもこのダッシュボード上で確認することができます。

仮想マシン単位の詳細なコスト管理

VMware vRealize Operationsは、仮想基盤全体からさらに個々の仮想マシン単位に掘り下げたコスト管理を行うことも可能です。

CPU、メモリ、ストレージといったリソースの使用量に加え、人件費などの周辺コストを含めた上で日々のコストの推移を管理します。

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