ハイブリッドクラウド/マルチクラウド環境のコスト管理へ発展
Cloud Healthとの連携
現在オンプレミスで運用している仮想基盤を、今後段階的にパブリッククラウドへ移行していきたいと、多くの企業が検討しています。
そうしたハイブリッドクラウド/マルチクラウド環境においても、引き続き的確なコスト管理を行っていくことができます。具体的にはCloud Health という製品をVMware vRealize Operationsと連携させることでより精度の高いコスト管理が可能となります。
Cloud Healthは複数のパブリッククラウドを横断した統合管理を行うツールです。コストについては、ユーザー単位やアプリケーション単位といった観点から現在の利用料を把握するとともに、将来の変化を予測します。
VMware vRealize OperationsとCloud Healthがお互いのデータを交換し合うことで、ハイブリットクラウド/マルチクラウド環境の投資効果を高めるFinOpsを実現します。
オンプレミスおよびVMware Cloud on AWS、Azure VMware Solution(AVS)、Google Cloud VMware Engine(GCVE)、Oracle Cloud VMware Solution(OCVS)、VMware Cloud on Dell EMCといったVMware vSphereベースのクラウドサービスについてはVMware vRealize Operationsが担当。その他のパブリッククラウドについてはCloud Healthが担当するという、それぞれの強みを生かして連携する形をとります。
まとめ
VMware vRealize Operationsを利用してコスト管理を行うことで、これまで埋没していた人件費を含めたコストを明確化し、無駄を省いた最適化を図るとともに、より正確な投資判断の一助とすることができます。また、このコスト管理の仕組みはハイブリットクラウド/マルチクラウド環境に移行した後も継承することが可能であり、できる限り早期にVMware vRealize Operationsの活用を始めることをおすすめします。