課題を解決

組織を物理的制約から解き放つ
〜VMware Workspace ONEが実現するデジタルワークスペースとは〜(1/2)

2021/03/19

テレワークが当たり前の働き方となった今、従業員は自宅を含む様々な場所から、多様なデバイスを通して業務環境にアクセスするようになりました。業務環境の分散に対応し、物理的な制約に縛られない企業組織へと移行する要となるのが、デジタルワークスペースと呼ばれるコンセプトです。理想的なデジタルワークスペースの実現には、従業員と組織の一体感の醸成、ITシステムの最新化、ゼロトラストセキュリティを達成する必要があります。それらの課題を解決するのが、VMwareが提供するVMware Workspace ONEです。Workspace ONE はデバイスや場所を問わず、シンプルかつセキュアにあらゆるアプリケーションへのアクセスと管理を可能にすることで、理想的なテレワーク環境を実現するデジタルワーススペースの構築を強力に支援するプラットフォームです。

テレワーク下の業務環境のあり方

在宅勤務やテレワークは当たり前の働き方として定着し、より多くの従業員がテレワークを希望するようになりました。その結果、拠点を超えた意見のやり取りが活発化し、遠隔地の従業員は本社の意思決定により深く関与できるようになったという意見があります。*

一方で大半の従業員が、テレワークの実現に必要なデジタルツールを提供するのは経営陣の責務だと感じているのではないでしょうか。テレワークの定着は、企業組織に新たなメリットと経営課題を提示しています。

既にご存知の通り、テレワークによる変化は一時的なものではありません。今、企業組織は、「分散された業務環境を実現する、物理的な制約のない組織」への移行が求められています。具体的には、ソーシャルディスタンスの確保や、従業員の採用地域、オフィスの使用方法などの物理環境の見直しが必要です。また、分散された環境下でも、従業員が効率的かつ快適に働けるよう、コラボレーションとコミュニケーションを促進するための企業文化も再考する必要があります。そして物理環境および企業文化のインターフェースとなり、中心的な役割を果たすのがテクノロジーです。

この「分散された業務環境を実現する、物理的な制約のない組織」への移行に必要なのが、デジタルワークスペースの構築です。すなわち、デバイスの種類や接続する場所を問わず、業務に必要なアプリケーションやデータに安全にアクセスできる環境づくりが必要です。

* The New Remote Work Era: Trends in the Distributed Workforce.” Vanson Bourne, 2020 年 6 月 〜 7 月。N=5700.

デジタルワークスペース実現のポイント

デジタルワークスペースの実現に必要な柱は、以下の3つのポイントです。

  1. 従業員と組織の一体感の醸成

    ビジネスの成功には、分散された業務環境でも、従業員の生産性やモチベーションの向上、そして従業員と会社のコミュニケーションを維持することが欠かせません。そのためには、入社前からのスムーズなオンボーディング、社内リソースへの安全かつ快適なアクセスなど、一貫した従業員体験の提供が必要です。

  2. ITシステムの最新化

    在宅、遠隔地など働く場所を問わず、VDI(仮想デスクトップ)やクラウドアプリケーションを通して、社内と同等の業務環境を利用できる必要があります。また、従業員が自宅で利用するデバイスも、社内で利用する際と同様の管理が必要です。つまり、OSやアプリケーションのアップデート・設定を、インターネット経由で行う必要があります。これらは、社内ネットワークを前提とした従来のIT環境では対応が難しく、ITシステムの最新化が必要です。

  3. ゼロトラスト セキュリティ

    働く場所の多様化により、「社内・社外」「ネットワーク内・ネットワーク外」の境目が曖昧になると、境界型のセキュリティでは侵入を防げなくなります。そこで必要になるのがゼロトラスト セキュリティという考え方です。ゼロトラスト セキュリティの考え方のもとでは、ID、デバイス、ネットワーク、アプリケーション、データなどセキュリティのコントロールポイントごとに、社内外を問わず「常に安全かどうか検証する」ことを前提に継続的に認証を行う必要があります。

ここで問題となるのは、これらのポイントを実現するためのツールが多岐に渡っていることです。下記の図にあるような多様なツールを全て連携させてデジタルワークスペースを実現するのは、簡単なことではありません。デジタルワークスペースを構築しようとしてシステムのサイロ化を招きつつあるのが現状です。

そこで、VMwareはこのようなシステムのサイロ化を回避するためにプラットフォームによるアプローチを採用しています。そうすることで、サイロ化を防ぐとともに、シンプルで迅速なデジタルワークスペースの構築が可能になります。それが、Workspace ONEです。

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