導入について

令和時代のエンジニア育成 〜 VMware 認定資格で保有するスキルを「形」に 〜

2022/01/28

VMwareの認定資格はエンジニア個人のスキルセットとして、顧客・取引先へのスキル証明として有効です。クラウドエンジニアにとってメジャーな資格の1つVMware Certified Professional (以下、VCP) はクラウドエンジニアの登竜門として多くの方に挑戦、認定取得いただいている資格です。

トレーニングで習得いただいた内容を『形』にすることができ、ワールドワイドで通用する認定資格についてご紹介いたします。

学んだ内容を形にするVMware の資格体系

VMware の認定資格はトレーニング体系と同様、7つの柱に沿った認定資格があります。

各プロダクト (ソリューショントラック) における資格種類とレベルは以下のように体型立てられています。 エントリーレベルに位置するVMware Certified Technical Associate (以下、VCTA)はクラウドエンジニアとしての経験が比較的浅い方、これから経験を重ねたい方向けの資格です。VCPへのチャレンジ前に、力試しとして活用いただくエンジニアの方も多いです。

VMware プロダクトのスキルを対外的にアピールいただく資格として、多くのクラウドエンジニアがVCP 取得にチャレンジし、その資格を活用しています。VCPエンジニアがプロジェクトに参画することで顧客に安心感を与え、信頼関係を維持・構築する一助となっています。

VMware Certified Advanced Professional (以下、VCAP)はVCPの上位に位置し、試験はDeployとDesignの領域に分かれています。双方の試験に合格しますとVMware Certified Implementation Expert (以下、VCIX)の称号を得ることができます。 VCAP、VCIX取得を目指す上級エンジニア向けの集中講座、通称『合宿トレーニング』も定期的に開催していますので、上位資格取得を目指すエンジニアは要チェックです。

最上位に位置するVMware Certified Design Expert (以下、VCDX)は大規模なクラウド環境の設計スキルを証明する資格です。試験は米国のVMware本社に赴き英語でプレゼンテーションを行うことが求められるため、非常に難易度の高い資格です。

また、VMwareの認定資格は以下表のように西暦対応となり、毎年1月1日より新しいバージョン(西暦)の資格が付与されます。例えばvSphere領域におけるVCP認定要件を2022年12月25日に満たした場合は、VCP-DCV 2022が付与され、2023年1月3日に要件を満たした場合はVCP-DCV 2023が付与されます。

認定資格保有者にもたらされるベネフィット

冒頭でお伝えしたVMware認定資格がもたらすベネフィットについて、もう少し掘り下げてみましょう。

資格を得ることでご自身のスキルに自信を持つことができ、チーム全体やお客様に対して自信を持って提案・提言ができるようになる、まさに『プロフェッショナル』たる行動に繋がります。

そして、VMwareの認定資格を取得することは “非常に高い満足度とポジティブな影響を与える” というお声も多くいただいています。

多くの企業・組織が定める資格取得プログラムにおいて、VCTA、VCP、VCAPの取得・維持が推奨されています。所属企業の資格報奨制度などもご確認いただいたうえで、ぜひ資格取得を検討ください。

 VMware 認定資格取得までの道のり

ここまでVMware の資格体系やベネフィットをご紹介してきましたが、実際に資格取得にチャレンジしたいという方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、初めてVMware の資格に挑戦される方向けに、VCTAおよびVCPを例に取得までの道のりをご紹介します。

VCTA新規取得ステップ

VCTA資格は試験合格のみで取得可能であるため、チャレンジしやすいアソシエイト資格です。
トレーニング受講は必須ではありませんが、オンラインで独学受講可能なコースを採用することで、合格がグッと身近になります。試験費用とオンラインコースあわせて4万円ほどです。

詳細は以下Blogでご案内しています。
https://blogs.vmware.com/vmware-japan/2021/04/learning-tool-for-vcta-dcv.html

2022年1月現在、VCTA-DCV、VCTA-NV、VCTA-DW、VCTA-AMの4領域において、対象コースを日本語で受講いただけます。

VCP新規取得ステップ

VCP新規取得のステップは大きく分けて2つ、❶要件を満たすトレーニング受講 + ❷VCP試験合格 です。

vSphereの領域、VCP-DCVを例に挙げると、❶要件を満たすトレーニングとして代表的なコースは以下となります。(いずれか1コース受講)

  • VMware vSphere: Install, Configure, Manage [V7]
  • VMware vSphere: Optimize and Scale [V7]
  • VMware vSphere: Install, Configure, Manage [V7] – OnDemand
  • VMware vSphere: Optimize and Scale [V7] – OnDemand

上記はいずれも日本語で受講いただけるコースです。

❷VCP試験は日本語で受験いただけるよう、逐次ローカライズを行なっています。ただし新バージョン試験がリリースされ間も無い期間は英語のみでの提供となるケースもあります。

試験は試験会場もしくは、ピアソンVUEが定める要件を満たしたリモート環境で受験が可能です。
リモート試験については以下Blog記事でもご紹介していますので、ご利用予定の方はぜひ一度ご一読ください。

https://blogs.vmware.com/vmware-japan/2021/05/rpe00.html

その他のソリューションに関する認定要件、最新情報は、https://www.vmware.com/jp/education-services/certification.html をご確認ください。

VCPの有効期間について

一度取得したVMware認定資格は永久ライセンスとして保有いただけます。しかしながら、今後トレーニングの再受講を必要とせず試験のみでVCPのアップグレードを目指す場合、3バージョン以内というルールが設定されています。VMwareプロダクトをアップグレードいただく際の制約や知識・技術の維持という観点から、最新バージョンもしくは1つ前のバージョンのVCP資格を保有いただくことを推奨しています。

3バージョンを超えてVCP資格をアップグレードしたい場合は、新規取得同様にトレーニング受講が必須要件となります。


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