2019年2月4日(米国時間)、VMware Certified Professional、通称VCP資格のポリシー変更に関するアナウンスが全世界に向けて発信されました。以前よりVCP資格の西暦対応が発表されていましたが、これに加え新たに2つのルールが定められました。3つの変更点とベネフィットについて、改めてご案内いたします。
VCPのバージョンが西暦対応に
2019年より全てのVCP資格は取得した西暦がバージョンとして記載されるように変更となりました。この変更によって資格保有者の認定時期が明らかになり、最新技術保有者を明確化することが可能となります。
例) 2019年にVCPを取得した場合:VCP – 2019
また、今後は試験と認定されるVCPが1:1ではないことが起こり得ます。
2年毎の更新ポリシー廃止
本アナウンス後に取得したVCPには有効期限が設定されず、認定資格を確認いただけるCertification Manager 内の有効期限は今後、『Never』と表示されます。
VCPは今まで2年毎に更新(再認定)を受けることが保有継続の要件となっていましたが、今後は一度取得したVCPは永久ライセンスとして保有いただけることとなりました。
しかしながら、今後トレーニングの再受講を必要とせず試験のみでVCPのアップグレードを目指す場合、同一ソリューショントラックで3バージョン以内、異なるソリューショントラックで2バージョン以内というルールが設定されました。
上位バージョンへアップグレードを希望する場合の制約や知識・技術の維持という観点から、VMwareとしては最新バージョンもしくは1つ前のバージョンのVCP資格を保有いただくことを推奨いたします。
トレーニングコース受講せずアップグレード可能な範囲
- 同一ソリューショントラック : 3 バージョン以内
- 異なるソリューショントラック: 2バージョン以内
失効したVCPがRollback
過去取得し失効してしまったVCPが全て復活(Rollback)します。Certification Managerへの反映は4月以降を予定していますので、該当される方は後日ご確認をお願いいたします。
この仕様変更を利用して、復活したVCPから上位バージョンへのアップグレードが可能となります。
例えばVCP5-DCVやVCP6-DCVを失効してしまった方は、4月以降最新のVCP試験の合格を持ってVCP-DCV 2019へアップグレード可能です。この場合トレーニングコースの受講は必須ではありませんので、非常にチャレンジしやすいのではないかと思います。
2018年8月4日以降に失効したVCPを再取得した方への特典
下記ご案内でアナウンスを行っておりますが、条件に当てはまる方は、『VMware Learning Zone Premium License』を無償でご利用いただけます。
- VMware Recertification Rollback
- 権利申請条件:2018年8月4日以降、失効したVCP再認定のためトレーニグコース受講、vSphere Foundations試験とVCP試験に合格した方
- 申請方法:該当者にはVMware海外チームより、3月中に英文メールが送信されます。
メールに記載された申請方法に従ってお手続きをお願いいたします。
今回のポリシー変更に伴う、VCP保有者にもたらされるベネフィット
- VCP認定時期と最新技術保有者の明確化
- 取得済みVCP資格の永久保有(ただしアップグレードには制約あり)
- 失効したVCP復活により、最新バージョンのVCP取得が可能に(バージョンによる制限あり)
VCP認定ポリシー変更ならびにアップグレードパスの詳細につきましては、以下Blog記事でもご紹介していますので是非ご参照ください。