モダンクラウドアプリケーションが複雑になるにつれて、従来型のアプリケーション監視・管理手法では、必要な可視性に対する乖離が激しく非効率になっていきます。 高度に分散化したクラウドアプリケーションの振舞いを理解するために必要なテレメトリは、指数関数的に増加しています。DevOps チーム、SRE、および開発者は、この要件を満たす新しいアプローチを模索してきました。新しい解決策は、インシデントの検知だけに留まりません。インシデントの予測や、コードの変更がビジネ ス全体に与える影響を調査する機能も必要になります。ここで威力を発揮するのがオブザーバビリティ(可観測性)です。私たちは、オブザーバビリティ導入の現状を明らかにするため、2021年1月にIT 実務者を対象とした調査を実施しました。オブザーバビリティツールの導入を促進する要因と、 クラウドアプリケーションの提供に悩む DevOps チームにオブザーバビリティが何をもたらすのかを理解しようとしたのです。本レポートでは、その調査結果をまとめました。