VMware Carbon Black Cloud Workload による課題解決
VMware vSphereへセキュリティ機能を組み込むメリット
ここまで述べてきたように、VMware Carbon Black Cloud Workload は VMware vSphere へセキュリティ機能を組み込むことにより、セキュリティチームとインフラチームがワークロードを保護する上で抱えていたジレンマや課題を解消します。
結果としてVMware Carbon Black Cloud Workload は、セキュリティチームとインフラチームの双方に次のようなメリットをもたらします。
(1) ワークロードを次世代アンチウイルスとEDRで保護
従来型アンチウイルスでは防御しきれない最新の脅威に対応します。
(2) 脆弱性評価および IT ハイジーンの徹底
従来は脆弱性評価やセキュリティ設定の不備がインシデントのきっかけとなっているケースが非常に多く散見されました。VMware Carbon Black Cloud Workload を通じて脆弱性を評価・管理し、IT ハイジーンを徹底することでインシデントの未然防止に貢献します。
(3) セキュリティチームは本番環境のワークロードの詳細を把握
これまでセキュリティチームはインフラチームがどんな環境を運用しているのか、把握することは困難でした。VMware Carbon Black Cloud Workload の導入後は、本番環境の情報がセキュリティチームにもしっかり共有されます。
(4) インフラチームは環境内の弱点を認識
環境内のセキュリティ脆弱性が可視化されることで、インフラチームはインシデントのリスクや兆候に気づく術を得られます。
(5) インフラチームはインフラに組み込まれたセキュリティ機能を活用
これまでインフラチームは本番環境に与える影響を考慮し、ワークロードにセキュリティ製品を入れたがらない傾向がありました。VMware Carbon Black Cloud Workload ならば本番環境に与える負荷は非常に小さく、安心してセキュリティ機能を活用できます。
まとめ
IT をより有効に活用していくためには、未来のセキュリティ像を見据えた投資が欠かせません。セキュリティレベルを上げるために重要なのは、最新のテクノロジーを導入することもさることながら、セキュリティチームとインフラチームがしっかり手を携えて脅威と対峙していく体制を築くことにあります。ヴイエムウェアは VMware vSphere へセキュリティ機能を組み込む VMware Carbon Black Cloud Workload を入口として、そうしたお客様の取り組みを支援していきます。
VMware は2020年12月から VMware vSphere をご利用のお客様向けに VMware Carbon Black Cloud Workload のトライアル提供をはじめました。
VMware Carbon Black Cloud Workload の始め方
VMware Carbon Black Cloud Workload に興味ある方、トライアルに申し込んだがまだ始められていない方向けに、メリットと環境のセットアップ方法をご紹介いたします。