課題を解決

クラウド移行を支援! 中堅中小企業向けに最適化されたDX仮想クラウド基盤とは?(3/3)

2022/01/28

DX仮想クラウド基盤の利用イメージ

既存のオンプレミス環境からDX仮想クラウド基盤への移行作業には、VMware vCenterからエクスポートしたOVFテンプレートをインポートする方法、ダイワボウ情報システムが用意しているテンプレートから展開する方法、ISOファイルから仮想マシンにOSを直接インストールする方法の3つがあります。今回は、OVFテンプレートを使った方法について解説します。まず、VMware vCenterから、既存環境の仮想マシンをOVFテンプレートで出力します。次に出力されたOVFテンプレートを、DX仮想クラウド基盤へインポートします。次に、仮想マシンを起動して、ネットワークの設定をDX仮想クラウド基盤のネットワークに合わせて変更します。最後にWindowsのライセンスアクティベーションを行えば、作業は完了です。このように、既存のVMware vSphere環境の仮想マシンをDXクラウド基盤にインポートすることで、簡単にクラウドに移行することができます。

DX仮想クラウド基盤への移行後は、VMware Cloud Director serviceが提供するインターフェースで操作を行います。ユーザーはこの画面を通して、仮想マシンの作成や起動などの、テナントの管理を直感的に行うことが可能です。

DX仮想クラウド基盤の料金プランは、初期構築費用とリソースユニットでの月額契約となります。1リソースユニットごとに、5台〜10台の仮想マシンの動作を想定し、必要に応じてリソースユニットを追加していくことができます。この他、VPN接続の構築費や、グローバルIPアドレスの数に応じた月額従量課金が発生します。

DX ReadyなIT環境と組織への変革を支援

谷水氏によれば、DX仮想クラウド基盤には、二つの狙いがあります。一つは、それまでクラウドになかなか踏み出せなかった企業にも、クラウドのメリットを提供することです。DX仮想クラウド基盤を活用すれば、小規模なシステムでも、スムーズにクラウドに移行することができます。そして既存のVMware環境でのノウハウもそのまま活かしつつ、オンプレミスが抱える見えないコストを大幅に削減することができます。もう一つの狙いは、これらのクラウドのメリットを享受することで、システムのモダナイズに必要な余力を生み出すことです。「担当者が煩雑な運用管理から解放され、クラウド活用のスキルアップに着手しながら、新しいビジネス価値を生み出すシステムに取り組むこと、すなわちDX ReadyなIT環境と組織への変革を手助けすることこそが、DX仮想クラウド基盤を提供する目的です」と谷水氏は話します。

DX仮想クラウド基盤は、今後はバックアップなどクラウドの周辺環境についても、マルチベンダーによる様々なオプションを展開し、お客様のクラウド活用をさらに支援できるようソリューションを順次拡大する予定です。DX仮想クラウド基盤についてのご相談をご希望の方は、ダイワボウ情報システムのIT総合ポータルサイトiDATENからお問い合わせください。

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