教育機関のIT化が進み、小中高等学校でも書類作成や授業でPCを使うことは当たり前となりました。これにより作業の効率化や情報リテラシーの向上といったメリットが生まれました。
更に近年では児童・生徒の情報活用能力向上を目的とした教育ICTの推進により、電子黒板やタブレット端末など新たな情報機器の導入も始まっており、教育の現場でITが利用される範囲はますます広がっています。
しかし、それに比例して増え続けるPCやソフトウェアの管理は煩雑さを増し、円滑な運用・管理を続けるための負荷は年々高まっています。
本業を圧迫するPC管理
教育現場のIT担当者は一部の教職員が本業と兼任であたるケースが多く、運用・管理に割けるリソースには限界があります。IT資産の充実とともに運用・管理工数も増加しており、本業務を圧迫する懸念から管理工数の削減は大きな課題となっています。
工数削減で教育機会を充実
- 経年劣化によるPCの故障が増え、修理に割かれる時間が多くなっている。
- PCの機種やOS・アプリケーションのバージョンが統一されていないため、原因の特定に時間がかかっている。
- PC台数の増加により、パッチあてやアプリケーションのバージョンアップに多大な時間必要となる。
- 新規PCのセットアップに時間とられている。
- PCなどクライアント端末の資産管理やOS・アプリケーションの管理が煩雑。
- 業務の性質上、個人情報などの機密情報を扱うことが多いため、定められた場所以外での業務が難しい。
- アプリケーションは特定のPCにインストールされているため、そのPCを使われると他の人がそのアプリケーションを使えない。
いかがでしょうか?
多かれ少なかれ、教育機関ではこのような課題を抱えてはいないでしょうか。このままでは作業が多すぎて運用・管理の限界を超えてしまいそうです。 しかし「デスクトップ仮想化」なら、解決に導くことができます。
デスクトップ仮想化は、コスト削減、セキュリティ強化、スピード構築など、実にさまざまなメリットがあります。中でも教育機関への導入で最も喜ばれるのはPCの運用管理の手間が減ることです。
- OSやアプリケーションはサーバで一括管理されるため、PC自体にはデータを持ちません。よって、PCの障害対応が容易になり、授業や教育サービスの提供に集中いただけます。
- 新規PCのセットアップやパッチあて・アプリのアップデートは数ステップのマウス操作で全クライアントに適用できるため大幅に作業工数が削減されます。
- 資産管理やアプリケーション管理などの悩みを解消します。
- 実データはサーバ側で保持しているため、ユーザ側にとって、情報が漏洩する心配なく出張先や自宅など場所にとらわれないワークスタイルを確立できます。クライアント端末の種類に依存ぜず、様々な端末で授業や業務が行え、校内のPCリソースを効率的に活用できる環境を実現できます。
他にもデスクトップ仮想化には様々なメリットがあります。より詳しい情報や導入事例は以下からご覧いただけますので是非ご一読ください。
本記事の内容の理解をより深めるために
資料ダウンロード「大学情報システムの仮想化とその先へ」
当資料では、仮想化対象の選定や、求められる性能保証・耐障害性といった検討ポイント、そのクラウドの新たな利用方法、パブリッククラウドとの連携方法、VMwareが提供するハイブリッドクラウドの仕組みと利用イメージ、これらの導入までのステップをご紹介しております。
資料ダウンロード「大学内に存在する様々なクライアントPCの仮想化」
2014年6月に開催した文教機関向け限定セミナー・セッションの配布資料です。
資料ダウンロード「【教育機関・自治体向け】デスクトップ仮想化のすすめ ~クライアント環境の”当たり前”を変える仮想デスクトップ~」
本資料では、教育機関・自治体の方向けに、デスクトップ仮想化の基本的な考え方をはじめ、そのメリット、主な機能などを、図版を用いてわかりやすく説明しています。
わかるVMware® Horizon View™ 〜クライアント環境の当たり前を変える仮想デスクトップ〜
こちらでは、デスクトップ仮想化が普及している理由をはじめ、そもそも、デスクトップ仮想化が何であるか? についてわかりやすく説明しています。