満を持して登場した ハイパーコンバージドインフラストラクチャとは
ITインフラの「構築」と「拡張」にまつわる課題を解決するため、ヴイエムウェアがハードウェアベンダーと推進しているのが「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)」です。
あらかじめ緊密に統合されたITインフラを提供
この「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)」とは、業界標準のx86サーバと内蔵ストレージ、ネットワーク機器などのハードウェアと、ハイパーコンバージトソフトウェア(HCS)が緊密かつ最適化された状態で統合されています。HCSは「VMware vSphere®」、仮想環境を統合管理する「VMware vCenter Server™」及びシンプルでエンタープライズ・クラスのストレージを実現するVirtual SANで構成されています。 現在、ハイパーコンバージドソフトウェアは、次の3つのオプション形態で展開しています。
- 統合アプライアンス
- スイッチを入れるだけのわずか15分程度でITインフラを稼働させることが可能です。
- OSやアプリケーションの配置や調整は必要ですが、システムのカットオーバーまでの期間を従来よりも大幅に短縮できます。
- 認定ソリューション
- 「Virtual SAN Ready Node」プログラムの認定を受けたサーバにハイパーコンバージドソフトウェアを導入し、すぐに動かすことができます。
- 現在、100以上のサーバがVirtual SAN Ready Nodeの認定を受けています。
- EVO SDDC(国内未発売)
- ハイパーコンバージドインフラストラクチャをベースとして、さらにネットワーク仮想化の「VMware NSX™」、先進的な管理機能を実現する「VMware vRealizeシリーズ」を加えた統合システムです。
- 完全なSDDC(Software Defied Data Center)を実現するシステム構成です。
小さく始めて、柔軟な拡張が可能
ハイパーコンバージドインフラストラクチャは、1筐体に通常4ノードのサーバを内蔵した最小構成の仮想アプライアンスから運用をスタートできます。ビジネスの要求に応じて、最大16筐体(64ノード)までスケールアウトによる柔軟な拡張が可能です。
- ノードの追加はとても簡単で、通常の場合わずか5分程度で完了します。
- 新しいプロジェクトが立ち上がって予算がついたときに、タイムリーにノードを購入して追加できます。
- 5年先のシステムの需要や処理負荷を予測した厳密なサイジングは不要となります。