VMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Businessによる課題解決
ネイティブなSkypeクライアントと同等の音声/ビデオ品質を提供
VDI上でSkype for businessを利用する際に起こる音声/ビデオのヘアピン通信を排除して最適化された通信フローを実現するため、ヴイエムウェアはVMware Horizon 7.2にてVMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Businessをリリースしました。VDI上でSkype for Business を利用するユーザーに対して、ネイティブなSkypeクライアントを利用するのと同等の最適化された音声/ビデオ通話を提供します。
インストールは機能を選択するだけ
VMware Horizon 7.2の導入時にHorizon Virtualization Pack for Skype for Businessを設定すると、仮想マシン側にVMware Horizon Media Proxy、クライアント側にVMware Horizon Media Engineというモジュールがそれぞれインストールされます。
音声/ビデオ通信をクライアントにオフロード
VMware Horizon Media ProxyとSkype for Business Serverの連携により音声/ビデオ通信がVMware Horizon Media Engineにオフロードされ、クライアント間で直接行われるようになります。通信フローの最適化でネットワーク遅延を最小限に抑えるとともに、音声/ビデオ通信のエンコードはすべてクライアント側で行われため、VDI側のリソースに処理負担をかけません。また、VDIの画面転送プロトコルから切り離されることで音声/ビデオ通信のQoS設定も可能となり、快適なコラボレーションを実現できます。
Skype for Businessの価値をさらに高めるVMware Horizon
情報を流出させないセキュアなコラボレーション
Horizon Virtualization Pack for Skype for Businessは音声/ビデオ通信をクライアントにオフロードしますが、SkypeクライアントそのものはVDI上で運用しており、音声/ビデオ以外の通信は従来どおり仮想マシンとSkype Server間で行われます。したがってインスタントメッセージで交わしたチャットや交換したファイル交換などのデータはすべてデータデータセンター上で安全に管理されています。万が一、クライアントデバイスを紛失または盗難された場合でも情報が漏えいする心配はありません。
JMPテクノロジーで実現するシンプルな管理
ヴイエムウェアではVDIの管理を簡素化し、リアルタイムのアプリケーション配信、超高速なデスクトッププロビジョニング、状況に応じたポリシーの管理などを可能とするJMP(Just-in-Time Management Platform)テクノロジーを提供しています。このJMP体系下で包括的に展開するアプリケーションの1つとして、Skype for Business をシンプルに管理・制御・導入することができます。
高価なデータセンターリソースのコスト削減
音声/ビデオ通信をクライアントにオフロードすることで、データセンター側のリソース消費を節約し、結果としてコスト削減を実現します。
操作性に優れたユーザーの使用環境を提供
最新のHorizon Virtualization Pack for Skype for Businessは、Skype for Businessの主要機能のほとんどをサポートしています。また、WindowsだけでなくLinuxクライアントも対象に一貫性をもった環境を提供しており、今後も対応クライアントを拡大していく予定。デバイスやプラットフォームを問わないチームコラボレーションの世界をさらに進化させていきます。
関連
- MICROSOFT LYNC 2013 AND SKYPE FOR BUSINESS ON VMWARE HORIZON 7(英語)
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資料「VMware Horizon® Virtualization Pack for Skype for Business」
本資料では、記事でご紹介した「VMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Business」を活用した課題解決について、より詳しく説明しています。