管理コンソールを覗いてみよう

ここまでは、Horizon Cloud on Microsoft Azure の構築の流れをご紹介してきましたが、最後にHorizon Cloud管理コンソールについてご紹介します。Horizon Cloud on Microsoft Azureでは、RDS/VDI環境の展開から、日々の利用状況の把握や管理などを管理コンソールを通して一元的に行うことができます。

具体的に管理コンソールはログインいただくと、以下の4つの項目に分かれています。

「インベントリ」と「割り当て」は、先程の仮想マシンイメージの作成とユーザーの割り当て作業で使用しましたので、ここでは「監視」と「設定」について、もう少し詳しく見ていきましょう。

「監視」を覗いてみよう

「監視」は、Horizon Cloud 環境の使用状況やユーザーのアクティビティの調査などに使用するメニューです。以下の4つの項目に分かれています。

1. ダッシュボード
   ポッドの使用率やセッション数についての情報を確認できます。ポッドごとに詳細な情報の表示も可能です。
   
2. アクティビティイベント一覧のステータスを表示します。例えば仮想マシンのパワーオン/オフなどを確認することができます。
   
3. レポートユーザー使用量や、VDIアプリケーションの使用状況、デスクトップの健全性など、エンドユーザーの使用状況に関する様々な情報をレポートとして出力できます。
   
4. 通知ポッド関連や、緊急時にドメインバインドアカウントにてログインした際など、システムについての通知情報が表示されます。
   

「設定」を覗いてみよう

「設定」は、Horizon Cloud環境全体の設定や新たなポッドの追加などの設定に使用するメニューです。ここではいくつかの項目に絞ってご紹介します。

• 全般設定
  Horizon Cloud管理コンソールにログイン可能なMy VMwareアカウントや、管理コンソールのセッションタイムアウトの時間など、Horizon Cloud環境全体についての設定を行います。
  
• Active Directory
  ドメインバインドユーザーの変更やドメイン参加アカウントの編集などを行います。
  
• キャパシティ
  現在展開しているポッドを確認できます。ポッド名をクリックすることによって詳細情報の確認や編集、削除も可能です。
  
• 仮想マシンのタイプとサイズ
  ファーム作成時に選択できる仮想マシンタイプを管理できます。
  
• はじめに
  初めてHorizon Cloud管理コンソールにログインした際に表示されるデフォルトのページです。上から順番に設定していくことで、Horizon Cloud環境を構築できます。
  

その他、管理コンソールについての解説は、下記の記事もご参照ください。

• Horizon Cloud on Azure 検証してみた -Horizon Cloud管理コンソールの歩き方編-

まとめ

Horizon Cloud on Microsoft Azureの構築に必要な作業の流れについて、概略をご紹介しました。ダイワボウ情報システムのIT総合ポータルサイトiDATENに、Horizon Cloud on Microsoft Azureの構築作業とそのポイントについて、実際の検証結果を元に詳しく解説した連載記事を掲載しています。これらのリソースを参照しながら、Horizon Cloud on Microsoft Azureの構築にチャレンジしてみましょう。

• vCenter Converter が戻ってきた！〜…

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• VMware Horizon のライセンス

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