VMware vSAN 6.7における3つの強化ポイント
HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)向けに設計されたSDS(Software-Defined Storage)の最新バージョンであるVMware vSAN 6.7がリリースされました。その機能強化のポイントをご紹介します。
さらなるパフォーマンスと安定性への要求に対応
当初は開発・テスト環境やVDI(仮想デスクトップ)などの基盤として利用されることが多かったVMware vSAN™ですが、現在ではミッションクリティカルなアプリケーションを含めたマルチワークロードの運用を担うHCIのコア技術としてユースケースを拡大しています。そうした中でさらなるパフォーマンスと安定性を求め、高度化・多様化していくお客様のニーズにお応えすべく、VMware vSAN 6.7をリリースしました。
VMware vSAN 6.7の特長
VMware vSAN 6.7における機能強化のポイントは大きく次の3点です。
まずは「より直感的な操作の実現」で、最先端の管理インターフェースと見やすさの向上を図りました。次に「一貫したアプリケーションエクスペリエンス」で、最適なデータ配置と障害ハンドリングの改善を図りました。そして3つめが「統合的なサポートエクスペリエンス」で、インテリジェントな洞察力により問題解決までの時間を短縮しました。
直感的な操作の実現:
HTML5 Clientによるシンプルかつ効率性の高い操作をサポート
VMware vSAN 6.7ではヴイエムウェア製品の共通フレームワークであるHTML5 “Clarity” ユーザーインターフェースを採用しました。従来のVMware vSphere® Web Clientの90%以上の機能をサポートし、HCIの運用業務を効率化します。
なお、HTML5 ClientにはVMware vRealize® Operations™のプラグインが統合され、VMware vCenter Server®からダイレクトに「vSAN Overview」および「vSAN Cluster view」の2つのダッシュボードを参照することができます。