課題を解決

仮想基盤のサービス品質を向上
VMware vRealize Operations を利用したトラブルシューティング(3/3)

2021/08/11

さらに高度なvRealize Operations の活用法

運用管理チームへのアラート通知

vRealize Operations を用いたトラブルシューティングは少人数の管理者でも運用が行えるよう設計されていますが、運用管理チームに複数のメンバーがいる場合、同時にアラートを通知することも可能です。

通知の手段としては、Slack MessagesやWebフック、メールなどのプラグインが用意されています。例えばSlack Messagesを利用した場合、わざわざvRealize Operations の画面を開かなくても、日常的に利用しているチャットのタイムライン上でアラートを確認できます。

仮想基盤のトラブルを未然防止

VMware vRealize Operationsは、仮想基盤に起こる問題を未然に防ぐための機能を備えています。例えばvRealize Operations とVMware vCenterの連携機能として提供されるPredictive DRSを利用すれば、過去の傾向を分析し、負荷が上昇する前にクラスタ内でワークロードを平準化することが可能です。

また、過去のメトリックから分析した結果に基づき、仮想マシンの適正なサイズ(CPU、メモリ)を提示する機能も提供しています。

他のVMware vRealize 製品との連携利用

vRealize Operations は、他のvRealize製品との連携によりさらなる機能強化を図ることができます。

例えばVMware vRealize Log Insightと連携させることで、障害発生時にWorkbench でのメトリックやプロパティのデータ分析だけではなく、関連するログメッセージも含めてさらに深く障害原因分析を行うことが可能です。また、VMware vRealize Automationと連携させることで、アラートから特定された原因に対して任意のアクションを紐づけ、自動実行することで復旧まで含んだ自動化が可能となります。

まとめ

vRealize Operations を活用することで、仮想基盤に起こっている様々な予兆をアラートとして受け、迅速に察知することができます。そしてこれらのアラートに対処することで、仮想基盤の障害を大幅に削減することができます。

vRealize Operations は仮想基盤の安定稼働を実現する上での必須ツールといって過言ではなく、ぜひ導入をご検討ください。

 

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