課題を解決

Windows Server 2003のサポート切れに備える
~サーバ仮想化を利用したシステム更新手法の紹介~(3/3)

2014/05/20

サーバ仮想環境におけるシステム更新の実際

2015年夏に迫ったWindows Server 2003のサポート切れについては、既存のシステムを当面動かすための仮想環境を用意し、腰を落ち着けて新OSへの移行およびアプリケーションの更新を進めます。当該システムでなく、全体を仮想化することでそのメリットを最大限に引き出し、コストとリスクを分散することができます。

ハードウェアに依存しないシステムライフサイクルを実現

サーバ仮想化によってOSやアプリケーションは、ハードウェアに依存することなく継続利用できます。これによりシステム更新は、アプリケーションの寿命やOSのサポート切れまでの残り期間全体を見渡した上で、最も都合の良い時期を選んで、計画的に実施することが可能となります。

システム更新時期を適正化

  • OSの寿命は平均12年(ハードウエアより倍以上長い)
  • 仮想化してハードウェアの更新時期とアプリケーションを分離することで、システムの寿命も延長できる
  • ハードウェアとアプリケーションは、それぞれの適正な時期の更新が可能
  • ハードウェアが仮想化されることで、既存のOSを新しいハードウェア上の仮想環境でも動かすことが可能

システム更新時期を適正化

Windows Server 2003更新のコストとリスクを分散

約1年後に迫ったWindows Server 2003のサポート切れについては、既存のシステムを当面動かすための仮想環境を用意。新OSへの移行がどうしても間に合わない場合は、そこで延命を図るのが現実的です。ただし、それはあくまでも一時的な措置であり、必ずOSの更新は必要であることを認識しておいてください。
Windows Server 2003環境で動作している既存システムだけでなく、すでに新OS環境で稼働しているシステム、これから新規に構築するシステムもあわせて仮想化。インフラ全体としてコストとリスクを分散しながら、新OSへの移行ならびにアプリケーションの更新を進めていくことが、最も確実かつ安全な方法となります。
また、どうしてもWindows Server 2003のサポート切れまでにシステムの移行が難しいという場合は、vShield Endpointを活用しセキュリティアプライアンスと組み合わせて当面のセキュリティを確保し、システム更新までの期間を伸ばすことも可能です。例として、TREND MICRO Deep Securityを使用した場合、2017年12月31日まで対応が可能となります。
Windows Server 2003更新のコストとリスクを分散


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Windows Server 2003 サポート終了 仮想環境へ移行して使い続ける方法!

マイクロソフトは「サポートライフサイクルポリシー」に基づき、各ソフトウエア製品のサポート期限を設定しています。Windows XPのサポート終了は記憶に新しいところですが、続いて2015年7月15日(日本時間)に、Windows Server 2003/Windows Server 2003 R2がサポート期限の終了を迎えます。本資料では、サーバ仮想化を活用することで、ハードウエア、OS、アプリケーションの依存関係を分離し、スムーズなOS更新を実現する方法について紹介しています。

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