VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure 1.6がリリースされ、すでに提供済みのRDS(公開デスクトップ)に加え、Windows 10ベースのVDI(仮想デスクトップ)サービスが新たにサポートされました。これにより今まで以上に柔軟なデジタルワークスペースを実現します。
拡大するHorizon Cloudのニーズに対応すべくMicrosoft Azureとの連携を実現
多様化するRDS/VDIの利用シーン
当初は物理PCを代替するソリューションとして注目されたRDS(公開デスクトップ)やVDI(仮想デスクトップ)ですが、多くの企業に普及するにつれ、その利用シーンはどんどん拡大しています。
たとえばインターネット分離によるセキュアなブラウジング環境の提供、端末にデータを残さないシンクライアント化といったセキュリティ対策は、RDSやVDI導入の大きな動機づけとなっています。さらには働き方改革の推進、ユーザー増減への柔軟な対応、海外拠点へのIT環境の展開など多様な目的からRDSやVDIの活用が進んでいます
DaaSの活用が加速
昨今のRDSやVDIを取り巻く動向としてもう一つ注目すべきは、その基盤をクラウドサービスとして利用するいわゆるDaaS(Desktop as a Service)の活用です。
最初から大規模なRDSやVDIの環境をオンプレミスに構築することにはコストを伴いますが、DaaSであれば比較的気軽に導入し、効果を実証しながら徐々に適用業務やユーザーを拡大していくことが可能です。
VMware Horizon Cloud(DaaS)をMicrosoft Azureのインフラから提供
ヴイエムウェアではすでにVMware Horizon® CloudというDaaSを提供しており、このたび同サービスをMicrosoft Azureのインフラと連携して提供するVMware Horizon® Cloud on Microsoft Azureを日本でも開始しました。
特に下記のような要件を持つ企業にとって、VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureは有力な選択肢となります。
- すでにいくつかの社内システムをMicrosoft Azure上で運用している
- Azure creditsの使い方を検討している
- 従量課金のDaaSサービスを検討している
- 拠点が世界各地に広がっている
- GPUを必要とするアプリケーション要件がある
- 小規模・短期間のVDI、RDSH利用を検討している
- PCの災害対策(オンプレVDIのDR環境)などを検討している