自社の運用プロセスやポリシーに即した管理を実現
カスタムダッシュボードは、VMware vRealize Operationsの画面をカスタマイズし、ユーザーが利用したい情報のみを取捨選択して表示します。
管理画面をカスタマイズするメリット
企業ごとにインフラの運用プロセスやポリシーが異なるため、管理者はVMware vRealize Operationsの複数の画面から情報を集めてくる必要があります。したがって経験の浅い管理者は、必要な情報にたどり着くのに手間取る場面もありました。
カスタムダッシュボードを使えば、既存の運用プロセスやポリシーを損なうことなく、必要な情報を1つの画面に集約することができます。確認手順や判断基準を併記して示すことも可能で、問題が発生した際の迅速なアクションを促すほか、若手管理者の育成にも役立てることができます。
カスタムダッシュボードの活用例(1):
キャパシティ管理
キャパシティポリシーに従って、あとどれくらい空き容量があるかを定量的に判断し、リソース競合を防ぎます。また、ホストごとのキャパシティ状況を確認し、ホスト間のリソース利用の不均衡を平準化します。
カスタムダッシュボードの活用例(2):
カスタムレポートの作成
必要なグラフを埋め込んだレポートテンプレートをカスタマイズし、レポートを定期的に自動作成することができます。レポートはメール送付することも可能で、インフラ運用に関する月次報告などの工数を削減します。
カスタムダッシュボードの活用例(3):
性能劣化の原因VMを発見
例えば、ディスク遅延の発生状況を確認するカスタムダッシュボードを作成することが可能。アラートが発生したタイミングで管理者は、ディスク遅延の状況、ディスク遅延を発生させているVM、他に遅延が発生している影響範囲などを1つの画面上で確認し、即座に対処することができます。
カスタムダッシュボードの活用例(4):
性能の原因を切り分ける
ユーザーから問い合わせがきた際に、VM、ホスト、ストレージの各レイヤーでパフォーマンス問題が起こっていないか、1つの画面で確認できます。また、パフォーマンス問題にどう対処をすべきかのガイドも記載することができ、早急な対処を支援します。
いかかですか。「管理パック」および「カスタムダッシュボード」を活用するメリットをご理解いただけたでしょうか。ヴイエムウェアでは、インフラの運用プロセスやポリシーの策定段階からコンサルティングを行うプロフェッショナルサービスを提供し、VMware vRealize Operationsの効果的な活用を支援しています。
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