ユースケースから読み解くVMware SD-WAN by VeloCloudの導入効果
小売業A社-各店舗からのクラウドサービス利用をインターネットにオフロード-
小売業A社は、各店舗からOffice 365やSalesforceなどのクラウドサービスを利用する際に、必ず本社データセンターを経由していました。しかし、ユーザーの増加に伴いトラフィックが専用線に集中し、遅延を発生させていました。
そこでA社はVMware SD-WAN by VeloCloudを導入しました。常にデータセンターを経由していたクラウドサービスへのアクセスをインターネットにオフロードすることでWANトラフィックを最適化し、通信の信頼性とスループットを向上させることができました。
メディア企業B社-大容量データ転送のスループットを向上-
テレビショッピングを手がけるメディア企業B社は、通販番組の放送が終わった後、その動画データをCDN(Content Delivery Network)事業者のサイトにアップロードし、インターネット上でいつでも視聴できるようにしています。しかし、1時間分の放送データを転送するために3時間以上を要すると共に、転送途中にエラーが起こってやり直さなければならない場合もあるなど多くの問題を抱えていました。
B社はVMware SD-WAN by VeloCloudを導入し、100Mbpsのインターネット回線4本を仮想的に束ねることでネットワークの信頼性とスループットを大幅に向上。1時間分の放送データを1時間で転送できるようになりました。
製造業C社-テレビ会議のユーザビリティを向上-
製造業C社はベトナムでオフシェア開発を行っていますが、国際専用線は非常に高価で帯域確保が困難なことに加え、現地の足回り回線の品質も不安定なことから、テレビ会議の利用時にも映像の途切れや音声の遅延が多発していました。
この課題に対してVMware SD-WAN by VeloCloudを導入することで、C社は安価なベストエフォートのインターネット回線を活用しながらも、ネットワーク品質を大幅に改善し、テレビ会議でもユーザビリティを向上することができました。
これらのユースケースからも言えるようにVMware SD-WAN by VeloCloudは、各地に分散する拠点と本社(本部)、オンプレミスのデータセンター、SaaS ベースのエンタープライズアプリケーションを包括した、高パフォーマンスで信頼性の高いアクセスを実現します。コスト、運用管理・体制、ITサービスの課題を解決するSDDC(Software-Defined Data Center)の一環として、VMware SD-WAN by VeloCloudの導入をご検討いただければ幸いです。
詳しくは、こちらリーフレット「VMware SD-WAN by VeloCloud クラウド時代のWANソリューション」も、お読みください。