課題を解決

クラウド移行入門 【vSphere編】
~見落とされがちな3つの移行リスクとは!?~(2/3)

2022/02/09

VMware ベースのクラウドでワークロード移行の課題を解決

VMwareベースのクラウドのポイント

VMwareベースのクラウドであれば、これまでオンプレミスの仮想基盤で培ってきたスキルセットや運用管理ノウハウを最大限に活用することができます。

たとえばオンプレミスで慣れ親しんだVMware vCenter Serverを使って、パブリッククラウド上の仮想マシンを管理することが可能です。

またパブリッククラウド上でオンプレミスと同じVMware vSphere環境で既存の仮想マシンがそのまま動くため、アプリケーションを改修する必要はほとんどありません。

さらにVMware HCXというツールを利用することで、オンプレミスのワークロードを簡単にパブリッククラウドに移行することができます。具体的にはVMware HCXによって、オンプレミス環境とパブリッククラウド間のネットワークをL2延伸し、オンプレミス環境のワークロードを、IPアドレスを変更することなく直接パブリッククラウド上に移行することができるのです。仮想マシンおよびその上で稼働しているアプリケーションを停止する必要もありません。

VMware Cloud on AWSとは

VMwareベースのクラウドにはいくつかのラインナップが用意されています。そのひとつがVMware Cloud on AWSです。ヴイエムウェアとアマゾン ウェブ サービスが共同開発したクラウドサービスで、ヴイエムウェア自身がサービス・サポートを提供するクラウドサービスです。AWSのベアメタルサーバー上にVMware vSphere、VMware vSAN、VMware NSX、VMware vCenter Serverなど、SDDC(Software-Defined Data Center)のコンポーネントを導入したホスト占有型のプライベート環境を提供します。

VMware Cloud on AWSには、VMwareベースのクラウドならではのメリット以外にも、次のような特徴があります。

AWSとの高い親和性

AWSの各種サービスとグローバルインフラストラクチャを経由して接続することが可能であり、高速かつ低レイテンシーなネットワーク接続が可能です。そのため、移行したワークロードとAWSが提供している多彩なクラウドサービスを容易に連携させて活用することができます。

運用管理の負荷軽減

VMware Cloud on AWSのインフラ部分に関しては、ヴイエムウェアが運用管理を行います。ハードウェアやソフトウェアのトラブル対応、運用管理、メンテナンス対応、VMware vSphereのアップデートなど、すべてVMware Cloud on AWSサービスの中で実施するため、お客様の運用管理のコストや負担を大幅に削減します。

VMware HCXを利用可能

VMware Cloud on AWSではVMware HCXを標準実装しているため、オンプレミスのワークロード簡単に移行することができます。

要件にあわせた料金体系

VMware Cloud on AWSでは、オンデマンド利用に適した1ホスト1時間単位の料金体系のほか、1年または3年間のサブスクリプション型の料金体系も用意しています。最初から長期間の利用が想定される場合、サブスクリプション型を選択することで、オンデマンド型よりも割安な価格でVMware Cloud on AWSをご利用いただけます。

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