課題を解決

クラウド移行入門 【vSphere編】
~見落とされがちな3つの移行リスクとは!?~(1/3)

2022/02/09

多彩なサービスをクラウドから展開してデジタルビジネスを推進すべく、多くの企業がこれまでオンプレミスの仮想基盤で運用してきたワークロードのクラウド移行を加速させています。しかし、そのためには既存のアプリケーションを大幅に改修しなければならないなど、多大な工数とリスクが伴うのも事実です。このハードルを下げるVMware Cloud on AWSを活用したクラウド移行の解決策を解説します。

パブリッククラウドに移行する上での課題点

世界で加速するデジタルビジネスの進展

DXを指向したデジタルビジネスの進展に伴い、さまざまなアプリケーションのモダナイズおよびクラウドへの移行が加速しています。

ヴイエムウェアが2021年3月にグローバルの1200社に対して行った調査によれば、アプリケーションの変革に取り組んでいる企業の割合は76%に達しています。また、今後3年間でパブリッククラウド上にワークロードを移行しようとしている企業の割合も26%となっており、この動きはさらに拡大していくと考えられます。

クラウド移行で企業が直面する主な課題

とはいえ、これまでオンプレミスでVMware vSphere環境を運用してきた企業が、そのワークロードをパブリッククラウドに移行するのは簡単ではありません。

特に多くの企業が直面するのが、次のような課題です。

新たなノウハウやスキルの獲得

新たにパブリッククラウドを活用するとなれば、これまでのVMware vSphereのスキルだけではどうしても足りない部分が出てきます。たとえばAmazon Web Services(AWS)を利用するのであれば、AWS固有の機能や運用管理に関するスキルやノウハウを修得しなければなりません。当然、他のクラウドでも同様です。

アプリケーションの改修範囲の最小化

効率的なクラウド移行を実現するためには、アプリケーションの改修は可能な限り抑えなくてはなりません。IPアドレスを変更することなく、そのままクラウドに移動したいといった要望が多くの企業から上がっています。

クラウド移行時の停止時間の最小化

ミッションクリティカルな基幹システムなど、アプリケーションの停止は業務の停止に直結する場合もあります。したがってアプリケーションを止めることなく、仮想マシンを稼働状態のままクラウドに移動できるのが理想的です。

次ページで紹介するVMware vSphereベースのクラウドであれば、上記のような課題を簡単に解決することができます。

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