課題を解決

次世代基盤における ハイパーコンバージドインフラ の導入効果(3/3)

2017/06/07

早期に導入を決定したお客様の共通点とは?

アットホーム株式会社様、ウツエバルブサービス株式会社様の導入経緯と効果について、ご紹介をいたしました。業種、業態の全く異なるお客様ではありますが、共通するポイントがあります。

[ビジネス背景と課題部分の共通性]

  • IT基盤にビジネスとの連動性がより強く求められている
  • サーバ仮想化が高度に推進された環境における従来型ストレージの利用限界
  • 限られた運用体制での基盤全体の運用管理

[課題解決に向けた着眼点の共通性]

課題解決の方向性を探る中での着眼点として、一般的にはハードウェアの価格に目が行きがちなストレージですが、実は最適化すべき対象として、導入後に発生する変更や増設に伴うサービス側にも目を向ける必要があることを、どちらのお客様も強く意識されていたのではないでしょうか。
外部に頼らず、自社で実施する範囲を広げること、つまり内製化の促進が効果的であることを意識した選定において、従来型のストレージでは実現できない運用性が求められたとも言えるかもしれません。
下図は国内におけるストレージ市場動向に関する調査結果ですが、ストレージの市場には、ハードウェア以上に大きなサービスの市場が存在しているのです。
こちらを見ると、ハードウェアだけの視点ではなく、運用の内製化の重要性が見えてきます。

hci-next-infrastructure-008

[内製化実現に向けたアプローチ、選定基準の共通性]

環境のシンプル化、運用の内製化が基盤を最適化し、ビジネスへの貢献度が高まることは比較的容易に検討に上がる考え方であり、これまでも多くのお客様で検討されてきました。ただ、その実現には従来型ストレージが持つ「難しさ」や「特殊性」が大きな障壁となり、実現に至れていない現状がストレージサービス市場の大きさに現れているのではないでしょうか。

hci-next-infrastructure-009

その解決策として、お客様自身が技術力を上げるアプローチは非現実的です。そこで2社のお客様は共通してとったアプローチが「技術のハードルを下げるアプローチ」であったことは重要な共通性だと考えます。
その具体的な実現方法として、vSphere環境の運用管理で培ったノウハウを活用することで技術のハードルを「ストレージレベル」から「サーバレベル」に変えるテクノロジーであることが選定上重要なポイントになっていることも共通事項となっています。

[導入効果における共通性]

どちらのお客様においても、VMwareのテクノロジーをベースとしたHCIの導入が課題解決につながっていることに加え、すでに導入からの安定稼働が年単位で経過しています。つまり、内製化を実現したシンプルな環境での運用はすでに長期間に渡り、運用負荷、コストへの効果が大きく積み上がっていると推察されます。
まさに、「導入したお客様からお得が始まっていく」が今回、ご紹介した2社のお客様に限らず、これまでにVMwareベースのHCIを導入された全てのお客様に共通しているのはないでしょうか。

これら、課題から導入効果までに見られる共通事項は、次期基盤をご検討中の多くのお客様にとっても参考になるのではないかと考えております。

最適な次世代基盤を実現するための選択肢として

ハイパーコンバージドインフラの導入は、これまでVMware vSphereを活用してサーバレイヤーで実践してきたシンプル化と内製化のアプローチを、ストレージレイヤーにも積極的に展開することで、より最適化された次世代インフラを実現するアプローチに十分なりえます。

VMwareのテクノロジーをベースとしたHCIは最先端から当たり前の選択肢へ

VMwareのHCIは、すでにグローバルで7000社を超えるお客様にご愛用を頂き、国内においても、年単位での安定稼働とその効果をご体感いただいているお客様が多数存在します。
ハイパーコンバージドインフラやそれを支えるストレージ仮想化技術は、「最先端の選択肢」から「当たり前の選択肢」へとシフトしています。
ただ、どうしても従来型ストレージのような複雑性の高いハードウェアの周辺には、サービスに代表される様々なビジネスが関連することもあり、ハイパーコンバージドインフラのご検討を進める中では、「まだまだ先の技術では?」といった声をお聞きになることもあるかと思います。
その際はぜひ、すでに導入、運用を実現され、多くの効果を実感されているお客様が多数いらっしゃることを再度思い返していただき、ハイパーコンバージドインフラがもたらす、「シンプルなアーキテクチャ」や「運用の内製化」が実際に仮想基盤を運用される皆様にとって、「どれだけの効果が得られるものなのか?」を強く意識していただければと考えております。
今回の内容が皆様の今後のご検討に対して、何かのお役に立てば幸いです。

【詳細】幅広いユースケースに適応できるハイパーコンバージドインフラ
https://it-juku.jp/solutions/hci-usecase-storage/

おすすめ資料ダウンロード

最新の「課題を解決」

人気の記事

関連情報

TOP