課題を解決

テレワークを支える VMware Horizon に最適な HCI Powered by vSAN
〜導入のメリットとユースケース(2/2)

2020/10/09

VMware Horizon 環境でのユースケース

HCI Powered by vSAN の導入数は現在、20,000社を超えています。ここでは、実際にVMware Horizon のインフラとしてHCI Powered by vSAN を活用している事例をご紹介しましょう。

時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を実現するVDI基盤への採用

保険業界のある企業では、働き方改革を支えるITインフラとして2013年からVDIによるシンクライアント環境を導入していました。しかし、システムの老朽化により新しいシステム環境への移行が必要となったことに加え、消費リソース増加に伴うシステム性能の低下やユーザー数の増加に応じたスケールアウトができないことが課題になっていました。

そこで、新しいVDI環境を構築するにあたり、スケーラビリティとコストの最適化を実現するHCI Powered by vSAN を採用いただきました。Horizon による優れたプロビジョニングに加え、HCI Powered by vSAN を採用したことで、ユーザー数の急増にも対応できる拡張性を最適なコストで実現することができました。

現在は、複数のデータセンターでVDI環境を運用しており、1拠点あたり150台のサーバを設置しています。ある拠点では、利用者の半数に当たる1万1500人ものシンクライアント環境を提供しています。さらに、VMware NSX Data Center とセキュリティ製品の組み合わせにより、仮想環境におけるセキュリティも強化しています。

VMware vSAN とVMware NSX で学内のITインフラを刷新

ある教育機関では、Horizon によるVDI環境を構築し、事務職員向けに提供していました。さらにシステム更改では、教職員全体へのVDIの提供拡大に加え、仮想化によるネットワーク運用のシンプル化を目指し、HCI Powered by vSAN とネットワーク仮想化ソリューションのVMware NSX を採用しました。

HCI Powered by vSAN を導入したことで、従来のサーバと共有ストレージの組み合わせと比べてリソースの利用効率を高めることができました。さらに、vSAN の高速パフォーマンスにより、VDI環境のプロビジョニングに要する時間は従来の3分の1に短縮され、リソース活用の最適化や、VDIの安定稼働を実現しました。加えて、ネットワークセグメントの分割や仮想マシンのセキュリティ強化に、NSX のマイクロセグメンテーション機能を活用し、VDI環境の運用負荷も軽減しています。

HCI Powered by vSAN による学内ITインフラは、サーバ4台で構成され、現在は仮想サーバと仮想クライアントを合わせて約250台の仮想マシンが稼働しています。また、すべての教職員がVDI環境を利用して学事システムや事務システムなどにアクセスできるようにしています。

VMware Horizon 基盤にHCI Powered by vSAN を採用、増加したユーザーに必要なリソースを割り当て、レスポンスを向上

ある医療機関では、医師や職員が利用するパソコンについてVDI環境を導入、運用負荷軽減とセキュリティ向上を図っていました。インフラにはブレードサーバを導入しリソース拡張に備えていましたが、予想以上に速いペースでシャーシの空きスロットが埋まってしまい拡張に限界が発生、働き方改革によるVDI利用者数の増加などによるリソース逼迫に対処するのが難しくなりつつありました。

そこで次期仮想基盤を検討するにあたり、ブレードサーバよりも拡張性に優れ、なおかつ最小限の構成からスモールスタートが可能なHCI(ハイパーコンバージドインフラ)に注目し、HCI Powered by vSAN を導入しました。またVDI基盤にHorizon を採用したことで、プロビジョニングなど運用管理の負担を軽減し、ユーザーの利便性も向上しました。

まとめ

このように、HCI Powered by vSAN は、小規模から大規模まで様々なVMware Horizon のユースケースに対応することができます。

HCI Powered by vSANの特徴

  • スモールスタートから始められ、超大規模までスケーラブルに利用可能
  • 需要の増加に応じて迅速な増設が可能
  • シンプルな構成による運用負荷の軽減
  • 他のVMware製品との連携による、高速パフォーマンスやセキュリティの強化

VMware Horizon を導入いただく際はHCI Powered by vSAN も選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

おすすめ資料ダウンロード

最新の「課題を解決」

人気の記事

関連情報

TOP