課題を解決

わかる VMware Horizon 〜クライアント環境の当たり前を変える仮想デスクトップ〜(3/6)

2020/06/20

内部リソースへの高速通信

デスクトップの仮想化をすると、ファイルサーバなどの内部リソースへのアクセスが高速になります。元々、各拠点にあったPCはデータセンターやマシンルームにあるファイルサーバなどにアクセスしていたため、ネットワークによっては非常に低速であったり、レスポンスが悪い状況にありました。

図5.デスクトップとリソースの距離を近くへ

デスクトップの仮想化をすると、デスクトップ自体が動くサーバがデータセンターやマシンルームにあることになり、非常にデスクトップとファイルサーバなどのリソースの距離が近くなります。そのため、1Gbpsなどの通信環境が整えられていることが多く、高速にリソースにアクセスすることができるようになります。

ユーザは実際にそのデスクトップの画面をリモートから操作する形になりますので、その画面を転送するネットワークさえ用意すれば良い状況になります。

このようにデスクトップの仮想化をすることにより、内部リソースへの高速通信化を実現することができるようになります。

リソースの再利用性

いろいろな要因によって、PCがいらなくなったり、新たに必要になったりすることがあるかと思います。仮想デスクトップでは、それらを再利用することが可能です。今までは物理的なPCで管理していたため、誰かが使っていたPCをリフレッシュして、新たにPCが必要になった方に引き渡すなどの手法が取られていた運用、もしくは新しいPCを購入するといった運用になっていたと思います。仮想デスクトップでは、この運用を変えることによって、さらに効率的にクライアント環境を管理することができます。

仮想デスクトップは、端末を問わない運用で、サーバ上のリソースを使ってデスクトップを作っているため、必要なくなった場合は、リソースをリソースプールへ戻してあげることが可能です。これにより、新たに必要になった方々へ新しいデスクトップとして提供することができるようになります。加えて、デスクトップの仮想化をすることにより、端末などをシンクライアント・ゼロクライアント化すると、PCの壊れやすいパーツであるハードディスクやファンなどがなくなるため、障害率を下げ、端末自体のライフサイクルを長くすることができます。

こういった出入りがあるクライアント環境にとって、リソースの再利用というのは非常に効率的な方法となります。

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