課題を解決

仮想基盤の高度な運用管理
ログの一元管理とプロアクティブな分析を実現(3/3)

2017/06/20

vRealize Log Insightならではの先進機能

vRealize Log Insightは、機械学習を活用した自動イベントクラスタリングやアラート定義、ログのローテーションとアーカイブなどを支援する機能をトータルで提供、より高度なログ管理を実現します。

機械学習によるプロアクティブなログ分析

ログの中には分単位で繰り返されるイベントによって発生するものもあり、単純に列挙すると重要なログが埋もれ、見落とされてしまう恐れがあります。
こうした弊害を避けるため、vRealize Log Insightでは機械学習を活用した自動イベントクラスタリングという機能を搭載し、同じ問題に起因する類似メッセージのログを自動的にグルーピングします。例えばあるクエリーに対して1,000 個のメッセージがヒットした場合、そのタイプは5 種類に集約されると判別します。
具体的な仕組みとしては、スマートフィールドという機能によりフラットファイルに記録されたメッセージを自動的に構造化し、データタイプなどログ内のフィールドを抽出します。さらに、これらのフィールドに対する機械学習を重ねていくことで、グルーピングの精度を高めていきます。
なお、自動イベントクラスタリングの機能はログ収集時に実行されるため、インタラクティブな分析を行う際にはまったく影響を及ぼしません。

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仮想基盤に発生している問題や予兆を迅速に通知

仮想基盤に発生している問題を素早く察知し、早期の解決につなげていくため、vRealize Log Insightでは任意のアラートを定義することも可能です。例えば特定条件にヒットするログが一定時間内にしきい値を超えて発生した場合、システム管理者にメールで自動通知するといった設定を行うことができます。

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古いログの保管/削除

ログデータは膨大な量となるため、古くなり不要となったログを定期的に削除する必要があります。vRealize Log Insightは、ログ管理で利用可能なディスクスペースを固定サイズ(1GB)のバケットに分割。バケット内にファイルがいっぱいになると書き込みを停止し、ファイルを閉じてシールします。さらに空きバケットがなくなると、古いバケットを上書きして再利用するというローテーションをサポートしています。
また、バケット内ファイルを圧縮し、NFSマウントされた他のストレージに転送することも可能。コンプライアンス上で一定期間の保存が義務付けられたログのアーカイブに容易に対応することができます。

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いかがでしょうか。vRealize Log Insightを活用することで、運用管理の目標を確実かつ短期間で達成することができます。

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※次回は、VMware vRealize Network Insightについて解説を行う予定です。


本記事について詳しくは、次の資料をダウンロードもご覧ください。

資料「仮想基盤の高度な運用管理 ログ管理編」

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