インフラからアプリまで統合管理を実現する VMware Tanzuの価値
最後にTanzu for Kubernetes Operationsが提供するメリットを、お客様のクラウド活用の段階に応じて、3つのユースケースにまとめます。
(1) サービスの本番移行
アプリケーションを検証・開発環境から本番環境に移行する際に必要となる、バックアップ、セキュリティ、監視、認証などの非機能要件を提供します。
(2) サイロ化した環境の統合
コンテナ活用が進むことで生じた様々なKubernetes環境の管理を統合し、サイロ化を解消・防止します。
(3) マルチクラウドへの対応
マルチクラウドの環境差異を吸収するとともに、リファレンスデザインなどの包括的なアセットを提供することで、マルチクラウド環境の標準化を実現します。
クラウド活用が進み、クラウド上にコンテナ実行環境が複数できるようになると、副作用として環境のサイロ化が進み、クラスタごとに異なる担当者がつき、非機能要件への対応や運用ポリシーまで断片化してしまいがちです。Tanzu for Kubernetes Operationsは、マルチクラウド/マルチクラスタの標準化と統合管理のアプローチを採ることで、サイロ化が運用部門にもたらすリスクや負荷を解消することができます。
さらに、アプリケーションのライフライクルを管理するTanzu Application Platformと組み合わせることで、マルチクラウドにおけるインフラからアプリまで網羅する統合運用管理を実現することができます。このようにしてVMware Tanzuは、開発者の生産性向上と運用者による安定運用を両立しながら、お客様のビジネスのクラウド変革に貢献します。
こちらの記事で、モダンアプリケーション開発を支援する VMware Tanzu Application Platform について詳しく紹介しています。
Kubernetes 上での開発・運用の課題を解決!
VMware Tanzu Application Platform によるクラウドネイティブな開発とは?
開発者と運用者のギャップを埋め、生産性と安全性を両立しながらモダンアプリケーション開発の促進を目指す VMware Tanzu Application Platform のコンセプトやメリットを開発者・運用者それぞれの観点で解説します。