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VMware Cloud on AWS によるハイブリッドクラウド入門(1/3)

2019/06/04

VMware Cloud™ on AWSは、ヴイエムウェアとAmazon Web Services, Inc.(AWS)の両社が共同開発した拡張性、安全性、革新性に優れたクラウドサービスです。2017年より米国のAWSリージョン(オレゴン、ノースバージニア)から順次サービス提供を開始し、2018年11月、日本の東京リージョンもサービス提供を開始しました。

VMware Cloud on AWS の概要

VMware Cloud on AWSの5つの特長

VMware Cloud on AWSは、AWSのベアメタルサーバ上にVMware vSphere®、VMware vSAN™、VMware NSX®、VMware vCenter®などのSDDC(Software-Defined Data Center)テクノロジーを実装し、サービスとして提供するものです。
VMware Cloud on AWSには大きく次の5つの特長があります。

  1. オンプレミス環境とクラウド環境で一貫性のあるVM運用が可能
    VMware Cloud on AWSはVMwareのSDDCテクノロジーをフルスタックで実装しており、オンプレミスのvSphere環境と同様にVMware vCenterを介してVM(仮想マシン)の作成や電源制御などを行うことができます。また、VMware vCenterのバージョンにも依存しますが、ハイブリッドリンクモードを利用することで、同じVMware vCenterの画面からオンプレミス環境とVMware Cloud on AWSの環境を一元管理することも可能です。
  2. オンプレミス環境をそのままクラウドへ移行
    VMware Cloud on AWSはvSphere環境のワークロードを素早く簡単にクラウドへ移行できます。標準提供のVMware HCXを利用することで、オンプレミス環境で稼働しているVMを、アプリケーションを再構築することなくVMware Cloud on AWS上に簡単に移行できます。VMの変換や再設計が必要な他の選択肢に比べクラウドへの移行に関するリスクとコストを削減できます。Cross-Cloud vMotionによるライブマイグレーション(VMware vSphere 5.5以降)や、レプリケーションベースで大量のVMを一気に移行するバルクマイグレーション(VMware vSphere 5.0以降)もサポートしています。
  3. VMware Cloud on AWSの運用サポートをヴイエムウェアが提供
    ヴイエムウェアの専任部隊が24時間365日体制で障害を監視。万一、ハードウェアに障害が発生した場合も、ヴイエムウェアがサーバの入れ替え作業を実施します。さらにパッチの適用などもすべてヴイエムウェアが実施するため、お客様の運用管理の作業負荷を大幅に削減することができます。
  4. AWSのネイティブサービスへの直接高速アクセスが可能
    VMware Cloud ENI (Elastic Network Interface)を経由してネイティブなAWSサービスとシームレスかつ高速に接続することが可能です。
  5. お客さま向けの管理ポータル
    VMware Cloud on AWSでは「Cloud Service Portal」というシンプルな専用コンソールを提供しています。マウスを数回クリックするだけでSDDC環境の作成および管理ができます。

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